ハーバードビジネススクールを卒業した3人の起業家の10年間から学ぶケーススタディ。
3人の主人公はそれぞれ、化粧品小売店、軍関係者をつなぐウェブサイト、求人情報サービスを立ち上げる。会社立ち上げから、成長するまで、どのような苦労をして、どのように乗り越えてきたかが書かれている。
3人に共通することから、起業家が成功するための10のルールを導き出す。
ゼロからビジネスを立ち上げるという事はどういう事なのか。起業家、あるいは起業したい人にとって、学ぶことが多い1冊。
起業に対するハーバードビジネススクール(HBS)の基本的スタンスは、「起業は教えることができるし、学ぶ事ができる」というものである。重要なのは個人のスキルよりも、どうやるかというプロセスや、やってやるぞという信念、そしてその目標に向けて全力投球するコミットメントである。
■HBSで教えてくれないこと
・セールス
起業家にとって売り込み方を学ぶことは重要である。営業の仕事は、組織の一番下のような気がするという考えは捨てるべきである。しかし、セールスは決して簡単ではない。最高のセールスパーソンでも、成功より失敗の方が多い。毎回断られることに対応するには「粘って、辛抱して、勝つ」ことである。
・孤独
起業がいかに孤独なプロセスになりうるか。自分の能力にどれだけの資金と、どれだけの数の仕事、どれだけの希望と夢がかかっているかを思って、不安で真夜中に目が覚めるのがどんなものか。とにかくやらなければいけないのだという追い詰められた気持ちがどんなものか。
ジャーナリスト 陸軍士官、弁護士、ワシントン・ポスト紙の記者などを経て、ボブ・ウッドワード著『ブッシュのホワイトハウス』でリサーチ・アシスタントを担当。 3つのベンチャー企業を立ち上げた経験を持つ 。
週刊 東洋経済 2012年 3/24号 [雑誌] フレームワークマネジメント代表取締役 津田 倫男 |
tokuriki.com 徳力 基彦 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.1 | 7分 | |
HBS入学まで―生い立ち | p.14 | 28分 | |
卒業まで―ハーバード | p.50 | 34分 | |
1年目―就職 | p.94 | 24分 | |
2年目―挑戦 | p.126 | 23分 | |
3~4年目―激震 | p.156 | 29分 | |
5年目―復活 | p.194 | 23分 | |
6年目―飛躍 | p.224 | 23分 | |
7年目―変化 | p.254 | 21分 | |
8年目―転機 | p.282 | 24分 | |
9~10年目―新たなステージ | p.314 | 18分 | |
次の10年へ―危機を乗り越えて | p.338 | 15分 |
〈起業〉という幻想 ─ アメリカン・ドリームの現実 [Amazonへ] |
もしもハリウッド監督が会議を仕切ったら? [Amazonへ] |
MADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)―わが体験的国際戦略 (朝日文庫) [Amazonへ] |