金融危機から立ち直れない世界経済。その原因は、グローバル資本主義にあるとし、その問題点と進むべき道を示す。
投機マネーがもたらしたバブルの再発を防ぐにあたって、資本主義的な考え方の転換が必要であるとしている。
グローバル資本主義には「経済の不安定化」「環境破壊」「格差拡大」という3つの欠陥があり、それぞれ深刻化している。
欧米型の資本主義は、リーマンショック後の金融危機によって自壊している。一方、投機マネーを規制する中国型の資本主義は、安定した経済発展をもたらしている。
「資本主義以後の世界」においては、グローバル・マネーの投機的な動きを規制しなければならない。
著者 中谷 巌
1942年生まれ。三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長 一般社団法人「不識庵」理事長 一橋大学名誉教授 日産自動車に勤務後、ハーバード大学に留学。1973年、ハーバード大学経済学博士。その後、同大学研究員、大阪大学教授、一橋大学教授、多摩大学学長を歴任。 細川内閣の「経済改革研究会」委員、小渕内閣の「経済戦略会議」議長代理を歴任
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 4/30号 2回目 積水科学工業 社長 根岸 修史 |
エコノミスト 2012年 3/20号 [雑誌] |
TOPPOINT |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
日経ビジネス |
週刊 東洋経済 2012年 3/24号 [雑誌] 東洋英和女学院大学教授 中岡 望 |
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 4/30号 [雑誌] クラレ 社長 伊藤 文大 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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第1章 資本主義はやはり「自壊した」のか | p.19 | 34分 | |
第2章 資本主義はいかにして発展し、衰退したのか | p.63 | 29分 | |
第3章 「失われた二〇年」で日本はなにを失ったのか | p.101 | 31分 | |
第4章 中国の“資本主義”をどう理解すべきか | p.141 | 40分 | |
第5章 最高の社会資本としての「信頼」 | p.193 | 25分 | |
第6章 「資本主義以後」の日本企業 | p.225 | 36分 | |
第7章 戦略的・脱原発政策のすすめ | p.271 | 22分 | |
第8章 日本は「文明の転換」を主導できるか | p.299 | 38分 |
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