これからのオフィスづくりのポイントを解説している本。学術的な部分が多く、専門的な内容になっており、オフィスづくりに携わる経営者や担当者、関係業者向けの内容になっている。
これからのオフィスは「コスト」ではなく、「投資」である。こうした時代背景をもとに、どのようにして有効なオフィスを設計していくかの考えを示す。
フリーアドレス制などの事例をもとに、そのメリット、デメリットなども紹介しています。
人が働く環境を考える時、その環境の使い勝手や利用面、活用度から問題を抽出し、総合的に評価することが欠かせない。そのためには新しいオフィス設計の思想と手法「オフィスユースウェア・マネジメント」が求められる。
オフィスユースウェア・マネジメントは「企業や組織の目的の達成のために、オフィスを必要とする人に、便利で有益、そして多様性に富んだ使い方を総合的に提供する」ことである。
オフィスユースウェア・マネジメントの手法は次の通りである。
①経営者や使う人の目的を導き出す手法:目的を明確にする
②人と環境との間で、経済的合理性を見つけ出す手法:評価軸を定める
③目的を具現化するデザイン手法:オフィスの構成要素を組み合わせる
④経済的合理性を追求する運用・設営の手法:構成要素を使う
多くのオフィスづくりに携わったメンバーが集い、ICT(情報通信技術)を用いて、働きやすく効率的で生産的なオフィスづくりを研究している。
帯 一橋大学名誉教授 野中 郁次郎 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
第1部 第1章 オフィスを作る目的――経営・オフィス管理・環境の視点から明確にする | p.12 | 19分 | |
第1部 第2章 オフィスづくりの歴史的変遷――快適性・機能性から生産性へ | p.36 | 17分 | |
第1部 第3章 社会環境の変化から求められるオフィスづくりのキーワード | p.57 | 14分 | |
第1部 第4章 オフィスユースウェア・マネジメントの概念・定義 | p.74 | 12分 | |
第2部 第1章 オフィスユースウェア視点でのオフィスづくりとプロセス | p.90 | 6分 | |
第2部 第2章 オフィスのあり方を導く三つの要素 | p.98 | 15分 | |
第2部 第3章 要求をカタチに――調査・分析と実行管理 | p.116 | 41分 | |
第2部 第4章 オフィスの使い方を見える化する | p.167 | 34分 |
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