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2012/04/17更新

なぜメルケルは「転向」したのか-ドイツ原子力四〇年戦争の真実

  • 熊谷徹
  • 発刊:2012年1月
  • 総ページ数:268P

191分

4P

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原発問題から見るドイツ人の考え方

ドイツのメルケル首相は、原発擁護派であった。しかし、福島原発事故の後、その態度を180度転換し、原発の完全廃止を決定した。

なぜ、メルケル首相は「転向」したのか。
ミュンヘンに在住している著者が、原発問題を通じて、その背後にあるドイツ人の気質や性格を分析している1冊。

超短要約

ドイツのメルケル首相は、原発擁護派だったが、国内の挙国一致的な反原発ムードに、その態度を「転向」せざるを得なかった。

ドイツ人はリスク意識が高い。彼らがリスクに敏感なのは、批判的な性格を持ち、将来に悲観的であるからである。悲観主義の背景には、潜在的な不安を抱えている事がある。

著者 熊谷徹

1959年生まれ。フリージャーナリスト 大学卒業後、NHKに入局。ワシントン支局勤務中に、ベルリンの壁崩壊、米ソ首脳会談などを取材。1990年からフリージャーナリストとしてドイツ・ミュンヘン市に在住。 過去との対決、統一後のドイツの変化、欧州の政治・経済統合、安全保障問題、エネルギー・環境問題を中心に執筆している。『ドイツは過去とどう向き合ってきたか』で2007年度平和・協同ジャーナリズム奨励賞受賞。

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学習院大学教授 佐々木 毅
TOPPOINT TOPPOINT
エコノミスト 2012年 3/27号 [雑誌] エコノミスト 2012年 3/27号 [雑誌]

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 甦るチェルノブイリの記憶 p.13 24分
第2章 ドイツ原子力四〇年戦争 p.55 51分
第3章 フクシマ後のリスク分析 p.145 32分
第4章 はじめにリスクありきーー日独のリスク意識と人生観 p.201 35分

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