発想法は「左脳型」と「右脳型」の2つに大別される。左脳型発想法は「すでにある情報を使って考える方法」であり、右脳型発想法は「洞察力と想像力、そして直感を使ってアイデアを生み出す方法」である。最高の創造性を発揮するには、この両方が必要である。

・「前提逆転」発想法
前提条件を逆転させることで、アイデアを生み出す。

・「属性列挙」発想法
課題が抱える様々な属性に焦点を当て、改良する。

・「SCAMPER」発想法
次のチェックリストから問いを浴びせ、新しいアイデアが生まれるか考える。
S=Substitute（代用品はないか？）
C=Combine（結び付けられないか？）
A=Adapt（応用できるか？）
M=Modify or Magnify（修正、拡大はできないか？）
P=Put to other uses（他の用途はないか？）
E=Eliminate or minify（削除、削減することはできないか？）
R=Reverse or Rearrange（逆にするか、再編成できないか？）

・ビジネスドメイン・マトリクス発想法
仕事上のドメイン（領域）の現状を把握し、あるべきドメインをしっかり認識することで、新しいアイデアを生み出す。
①「自社のビジネスドメインは何か」を問う
②商材・サービス、市場、提供する機能、活用する技術により、ビジネスを定義する
③項目ごとにキーワードをリストアップする
④キーワードを組み合わせ、結び付ける

・クレバー・トレヴァー発想法
自分が扱う分野での専門性を究めるほど、斬新なアイデアを生み出すのは難しくなる。従って、自分の専門分野以外の素人に聞く。また、アイデアを考えるのが好きな人を身近に置いたり、偶然に出会う人から、クリエイティビティを引き出す。

・リラックス・テクニック
最もリラックスして心穏やかだった時の事を詳しく思い出し、脳のα波を発生させる。

・インキュベーション
課題を明確にし、できるだけ多くの調査をした後、問題を数時間、数日、数週間放置し、他の課題に取り組む。問題を考えることを中断することで、逆に発見を得る。

・アナロジー発想法
2つの事物の間にある、類似した特徴を比較することで、アイデアを探し出す。

・メンターズ・トーク発想法
心の内部に助言者を作り出し、対話することによって潜在意識から情報を集め、難問を解決するのに用いる。
まず、目を閉じて数回深呼吸し、助言者であるメンターの顔を想像する。目の前にいるメンターと対話し、どのような洞察を得られたかを書き、価値判断する。