①頭の中を断捨離で整理する
アイデアを作るためには、脳を自由自在に働かせる「アイデア環境」を作らなければならない。そのためには、頭の中にいらないものが入ってこないようにし、不要なものを捨て、無駄なこだわりをやめる必要がある。そのプロセスは次の通り。

・今やらなくていいタスクを先延ばしする
・机の上をキレイにする
・気分をすっきりさせるための儀式をする

②朝の野菜ジュースで脳を活性化する
食べ過ぎると、血液を消化器官に占有され、脳が働かなくなってしまう。朝食を抜き、野菜ジュースで栄養分を補う半日断食を行えば、脳を活性化できる。

③運動をして脳を鍛える
体をすっきりさせ頭を働かせるためには、散歩も効果的である。

④ToDo管理で、今やらないでいい事を一切、頭の中から追い出す
やるべきことを「見える化」するのは、ストレス軽減にも効果的である。

アイデアを出す時には、アウトプットだけに集中することが重要である。その方法として、とにかく思いついた事を書き出す。例えば「おなかがすいたな」と思ったら、そのまま書く。脳で起こっていることをそのまま書き出すことで、脳のパフォーマンスは最高まで高められる。成功の秘訣は、次の通り。

・自分の書いたものを他の誰にも見せない
・手を止めずに書き続ける
・時間を決めて取り組む
・ウソのない素直な考えを引き出す
・自分の思考を限界以上に発展させる
・行き詰まったら、視点を変えてみる

作業に集中する状態を「フロー」と呼ぶ。「フロー状態」に入るには次の事がポイントとなる。

①感覚の微妙な差異に注意を向ける
例えば、キーボードを打っている手の感触に注意を向ける。そうすることで、自然と雑念が消えていき、フローの状態に入っていく。

②時間的制約の中に身を置く

③即座にフィードバックを与える
自分のやったことの結果がすぐに見える状態にしておく。

優れたアイデアは、常に「想定外」である。想定外は思いもよらない直感によってもたらされる。

但し、直感を正しく使うには、思惑を排除することが重要である。
思惑には、次の2つがあるため注意する。
・正常性バイアス：火災警報機が鳴った時、「どうせ誤報だろう」と決めつける
・多数派バイアス：火災が起きても、周りの人が逃げないでいると大丈夫と思ってしまう

正しい直感に基づき創造するには、次の点が重要である。
①問題解決しようとせず、問題が発生しているシステムになりきる
②思惑を排除して直感を浮かび上がらせる
③直感に従って流れるようにアウトプットする