エントリー
マイクロソフトやアマゾン、グーグルといった企業には、何トンもの履歴書が届く。他を圧するような履歴書を誇り、かつ幸運なら企業は食いついてくるが、オンラインでのエントリーでは面接までたどりつかない事が多い。
多くの仕事は紹介で決まる。新卒採用を除き、ほぼ全員がツテをたどって面接にこぎつけている。個人的な紹介は、採用される確率が圧倒的に高い。
・友人知人に触れ回る
・社員と知り合う:ブログ、ツイッターへのコメント等
・訪問インタビューする
・希望職種のリクルーターにコンタクトする
・ヘッドハンターを活用する
・スタートアップ・コミュニティに参加し、ネットワークをつくる
・ツイッター、フェイスブック、リンクトインでネットワークをつくる
・ウェブサイト、ブログなどを始め、存在感を強める
説得力のある履歴書6つのポイント
①実績を書く:「〜に貢献した、努力した」という言葉が多ければ見直す
②数字で示す
③目的別にカスタマイズする:希望職種や企業に合わせて微調整する
④誰にでも理解できる:業界用語よりも数字の表現が良い
⑤簡潔で、見やすく、ミスなく
⑥構成をよく考える:最大の「売り」が見逃しようがないように
リクルーターは、履歴書の隅から隅まで読む時間も根気も持ち合わせていない。米国に限っては、1ページに手際よくまとめ、最もインパクトのあることだけを書くのがベストである。
ハイテク企業が求めるもの
・テクノロジーに対する情熱:ハイテク関連ニュースをこまめにチェックしているか
・会社に対する情熱:志望企業の製品を使ったことはあるか
・創造性:ゼロから欲しい機能が次々に思い浮かんでくるか
・自発性:ブログ、ビジネス、チャリティオークションなど始めたことがあるか
・知性:履歴書や質問からテストされる
・行動力:何か大掛かりなことを実行に移し、やり遂げたことはあるか
面接における専門技能以外に必要な準備3つ
・前職の質問に対して具体的に数字を挙げて答えられるようにする
・志望企業で、なぜ働きたいのか、どんな貢献ができるのか言えるようにする
・調査力や関心の高さを示すような的確な質問をできるようにしておく
面接官とのコミュニケーション
面接官が応募者に関心を持ち、話し合うのを楽しみにしているとは限らない。別の仕事のことを考えていたりもする。面接官の注意を引き付けるには、次の4つがヒントになる。
①話す調子を変える
②物語性を持たせる
③枝葉をカットする
④筋道立てて話す
質問に対しては「なぜ当社はあなたを採用すべきなのか」という質問の答になるように答えることが肝心である。強みを伝える時は、1つか2つの重要なスキルに絞り、量より質を重視する方が良い。