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名映画プロデューサーの哲学

『ALWAYS 三丁目の夕日』や『Love Letter』などの制作実績を持つ日本を代表する映像制作会社「ROBOT」創業者が、起業から映画ビジネスを始めるまでの軌跡や映画制作に対する想いを書いている。

その生き方や映画制作というものづくりに対する想いなどに感動する著作。プロデューサーとして映画制作の裏側を紹介しており、エンタテイメントとしても楽しめる。

超短要約

「感動という商品」を創り続ける男の言葉

・自分のやりたいポジションで、やりたいことをするためには、プレゼンスを上げ、人から認められなくてはならない
・思い立ったら、即行動
・マーケットがないなら、そこに自分でマーケットを創ればいいじゃないか
・相手が「嫌だ」ということを、なんとか自発的にやりたいという気持ちにさせていくのも仕事の一つ
・死んでから、ゆっくり休もう
・はずれるリスクはできるだけ減らしつつも、時にはリスクを冒してでもやり抜く
・固定観念や今までの経験に縛られず、まっさらな目線で物事を見る
・コントロールはしない。やるべきことは、モチベーションを上げること
・人を育てるうえで大切にしていることが二つある。どんな小さいことでも褒めてあげること。たとえ失敗しても、それを分析することはあっても、責めないこと
・自分の好き嫌いだけでなく、自分の向き不向きも知って、夢を追いかける

著者 阿部 秀司

1949年生まれ。映画プロデューサー 阿部秀司事務所・代表取締役 ROBOT創業者・顧問 大学卒業後、1974年に第一企画入社。コピーライター、CMプロデューサー、クリエイティブ・ディレクターとして活躍後、1986年に映像制作会社である「ROBOT」を設立。 1995年に映画『Love Letter』を機に映画事業をスタート。その後も、プロデューサーとして『ジュブナイル』、『Returner』、『K-20 怪人二十面相・伝』、『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズ、『RAILWAYS』シリーズ、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』、『ワイルド7』、『friends もののけ島のナキ』をはじめとした多くの作品を世に送り出している。 2010年ROBOT退職、創業者・顧問に就任。同年7月「阿部秀司事務所」を設立。

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土井 英司
週刊東洋経済 2012年2/25号 [雑誌] 週刊東洋経済 2012年2/25号 [雑誌]
帯
映画監督 山崎 貴
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アスクル社長 岩田 彰一郎

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに 人はみんな自分の人生を創造するプロデューサー p.1 2分
SCENE1 「強い意志」「素早い行動」「ちょっとしたチャンス」で道は開く p.13 22分
SCENE2 「ヒットの方程式」はないが、限りなく近づけることはできる p.59 30分
SCENE3 ものづくりは、すべてディテールからはじまる p.123 18分
SCENE4 思いは最善の手段によって、伝わる・広まる p.161 21分
SCENE5 「才能を見抜く」「人を育てる」正解はないが、基本はある p.205 24分
SCENE6 クリエイティブとビジネスの最大公約数を求める p.257 32分
おわりに 「一二年周期」で訪れる転機の先にあるもの p.327 2分

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