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2012/03/12更新

行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術

  • 石田 淳
  • 発刊:2011年6月
  • 総ページ数:192P

109分

7P

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教えるとは

ビジネスの成果や結果は、すべて社員一人ひとりの「行動の集積」によって成り立っている。結果や成果を変えたければ、「行動」を変えれば良い。

「いくら教えても、その通りのことができない」といった部下が育たない理由は、「教え方」が適切でないからである。「教える」とは、相手から「望ましい行動」を引き出す行為である。学び手に対し、身に付けて欲しい行動をできるようにする、間違っている行動を正しい行動に変えることである。

教え方のポイント

・部下や後輩の仕事ぶり(行動)を認める
部下や後輩が仕事に一生懸命に取り組む原動力は、上司や先輩から認められることにある。ほめることが大切である。

・最初から仕事の話をしない
信頼関係を築くには、「安心して仕事の話ができる土台づくり」が重要である。そのためには、プライベートの話をする。趣味や休日の過ごし方といって程度のことで良い。誠意と興味を持って接すれば、必ず距離は縮まる。

・離職率を下げるにはコミュニケーション量を増やす
部下と「いつ・何分くらい」会話をしたかを記録する。月に数回、5分や10分程度で良いので、話す機会を設ける。

・部下が仕事を通じてどんなふうに成長したいと考えているのかを把握する

・自分についての話をする
自身の人間性が伝わる情報開示をすると、部下は緊張感を和らげることができる。好きな本や音楽、出身地やエピソードなど他愛のないことで良い。

・部下の話を聞くという行動を増やす
「お昼は何食べた?」「雨降っていた?」など、とにかく相手に話をさせる狙いで、簡単な事から質問をする。

・できる人の仕事ぶりを徹底的に分解し、項目(行動)をチェックする

・指示や指導は、伝える内容を具体的に表現する
親密にコミュニケーションをとる → 3ヶ月に一度電話で顧客に感想を聞く
売上を伸ばす → チラシを毎週200戸に配布する、情報サイトに広告を出す

・長期目標には、スモールゴールを設定する
課題を1個1個クリアすることで、達成感を得て、着実にゴールに近付く。成功体験を積ませる過程を作ることが大切である。

・教えること・指示することは一度に3つまでにする

・部下に対して「やらなくて良いこと」を明確にする

・業務の位置づけ、全体の意義を伝える

・部下の行動はしっかり評価し、計測する
1回の行動を評価すれば、その行動は繰り返される。行動は回数を数えると効果的である。

・定期的なフィードバックを行う
フィードバックは、その行動が行われた直後(60秒以内)が理想的。最長2週間程度で効果があるため、2週間に1回は部下と記録をチェックする機会を設ける。