サムスングループの中でも、仕事の過酷さにおいて1、2位を争っているといわれるサムスンSDIの元管理職が、サムスンで行われている仕事のやり方を伝授している。

入社1年目から5年目までに必要な仕事術として、仕事をする上で基本となる考え方や、具体的な仕事ノウハウ、上司との付き合い方から昇進に必要なことまで書かれている。

仕事の結果を変えるには、そのプロセスを変えることである。
サムスン式の仕事の主なポイントは次の通り。

・時間は厳守し、信用を大切にすること
・上司の視点・立場で考えて結果を出すこと
・上司への細かい配慮を欠かさず、出世にこだわること
・交渉の場では、相手の利益も考え、ギブ＆テイクの形を考えること
・職場に敵を作らないこと
・相手に与えることで、人的ネットワークを築くこと

著者 ムン・ヒョンジン

Auto Gen 専務理事 大学在学中にSemester at sea プログラムで世界中を船で旅し、旅行記を東亜日報に連載。MBA取得後、サムスンSDIのPDP(プラズマディスプレイ)事業本部に入社、グループ長として、対フィリップスの売り上げを300億ウォンから5000億ウォンに伸ばす実績を残した。 退職後は、サムスンで学んだことを活かして各方面の企業で成果を上げている。現在は、自動車部品企業のAuto Genでグローバル新規ビジネス業務を総括する専務理事として在職中