ソーシャルメディアを活用して実家の酒屋の事業を、1997年から2005年の8年間で、年商300万ドルから4500万ドルにまで拡大した実業家が書いたマーケティング方法。
お客一人ひとりを大切にする「サンキュー・マーケティング」を提唱し、顧客とのコミュニケーションの必要性、適切なソーシャルメディアの活用方法などが書かれている。
企業がなぜソーシャルメディアを活用して失敗するのか、成功した事例にはどのようなものがあるかなどを紹介。事例が豊富であり、ソーシャルメディアを活用したマーケティングを行う人にとって有益な情報が得られる1冊。
ソーシャルメディアを利用する企業のトップは基本的に、小さな町の商店主のような考え方をしなければならない。
・商売を長期的にとらえ、短期的な評価基準は使わない。
・個性を発揮し、情熱や気持ちを表すことをどの社員にも認める。
・お客一人ひとりを世界一大切なお客様のように扱い、口コミで評判を広める。
私たちは「サンキュー・マーケティング」という名前がぴったりの世界に生きている。古い時代と同じように顧客への本物の心遣いのできる企業だけが競争に勝つというチャンスがある。一人ひとりのお客を大切にすることは、サンキュー・マーケティングでは必須となる。
1975年生まれ。コンサルタント ソーシャルメディアで世界一成功した男。幼い頃、家族でベラルーシからアメリカに移民として渡る。父親が経営していた小さな酒店を、ツイッター、フェイスブック、ユーストリームなどのソーシャルメディアを活用することで年商4500万ドルのオンライン・ワイン通販ショップに拡大させる。 現在は、起業家の顔を持ちながら、「サンキュー・マーケティング」の伝道師として、講演、セミナー、コンサルティングで世界中を飛び回る。
TOPPOINT |
俺と100冊の成功本 聖幸 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
帯1 ツイッターCEO ディック・コストロ |
帯2 ザッポスCEO トニー・シェイ |
帯3 作家 セス・ゴーディン |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.25 | 3分 | |
第1章 あらゆるものが変わったけれど、変わらないのは人の本質 | p.39 | 34分 | |
第2章 察知し、すぐに行動すべし | p.87 | 6分 | |
第3章 一歩を踏み出せない11の言い訳 | p.95 | 27分 | |
第4章 企業のカルチャーとして発信する | p.133 | 19分 | |
第5章 伝統的メディアと組み合わせる | p.159 | 7分 | |
第6章 顧客とのキャッチボールを続ける | p.169 | 10分 | |
第7章 深く、強くつながる | p.183 | 9分 | |
第8章 顧客の心に強い衝撃を与える | p.195 | 9分 | |
第9章 顧客の前に姿を見せる | p.207 | 4分 | |
第10章 コミュニティと対話する | p.213 | 11分 | |
第11章 大局と細部へのこだわりでブランドを確立 | p.229 | 9分 | |
第12章 一番乗り戦略を実践する | p.241 | 9分 | |
第13章 保守的業界の壁を打ち破る | p.253 | 6分 | |
終 章 マーケティングの新たな扉が開く! | p.261 | 6分 | |
付 録 サンキュー・マーケティングの実践に役立つヒント | p.271 | 5分 |