荒れた公立中学校を建て直し、13回もの陸上日本一を成し遂げた「カリスマ体育教師」「生活指導の神様」が、子どもたちを夢実現に導いたノウハウを紹介。

学生に限らず、社会人においても使える目標管理の方法です。古い書籍ですが、今でも原則は変わらない内容になっています。

■成功は「技術」である

いつも同じ成功をする人が5％、失敗する人が95％いる。その結果、5％のいつも成功する人は「天才」「カリスマ」「奇跡」などと呼ばれる。しかし、成功は、才能や素質、運や偶然で決まるものではない。成功は「技術」である。失敗する95％の人は、この「技術」を知らないだけである。

オリンピックの金メダリスト、偉人、成功者を分析すると、活躍しているジャンルを問わず成功している人に共通するのは「強い勝利意識と高い目標設定」である。そして強い選手ほど「心・技・体」の中でも「心」を重視している。

著者 原田 隆史

1960年生まれ。株式会社原田教育研究所代表取締役社長 北海道・大阪・東京・京都・高知教師塾塾頭 株式会社原田教育研究所陸上競技部監督 大学卒業後、大阪市内の公立中学校に20年間勤務。保健体育、生活指導に注力、問題を抱える教育現場を次々と立て直し、「生活指導の神様」と呼ばれる。陸上競技部の顧問として、独自の育成手法「原田メソッド」により、勤務3校目の陸上競技部を7年間で13回日本一に導く。大阪市教員退職後、天理大学専任講師を歴任。 「原田メソッド」に多くの企業の経営者が注目し、ユニクロ、カネボウ化粧品、野村證券、中外製薬工業、キリンビールなどの企業研修・人材教育を歴任。これまでに約250社・5万人のビジネスマンを指導している。