ボストンコンサルティンググループ日本代表の著者が、環境変化の時代に対応するための思考法を紹介しています。
これからのビジネスのあり方を考えるにあたって、ストレートな見方をする一方で、斜めから、裏から、そして補助線を付け足したりしながら、あれこれとひねってみる。
想定外をなくすためのシナリオプランニングの紹介や現場リーダーの育成などについて書かれています。
今日、多様な分野で「急激でインパクトの大きい環境変化」が数多く発生している。不確実性が高く、非連続的変化が起こり得ると想定される時代には、これまでのトレンドを伸ばしていくやり方ではダメで、シナリオプランニングが有効である。
①一定の確率で起こりそうなシナリオを「世界観」として具体的に複数作る
②シナリオを共有し、事前に対応策を考えておく
③変化の兆しを早く読み取ることができる体制を作る
将来を読む努力、結果を共有する努力、シナリオに応じて素早く対応できる仕組みを作っておく努力をすることで、企業の生存可能性を高める。
著者 御立 尚資
1957年生まれ。ボストンコンサルティンググループ日本代表 日本航空を経てボストンコンサルティンググループ入社。BCG Worldwide Executive Committee(経営会議)のメンバーとして、同社全体の経営に携わるとともに、様々な業界のクライアントに対してコンサルティングを行っている。 テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」コメンテーター。国連WFP(世界食糧計画)協会理事
日本経済新聞 |
TOPPOINT |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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第1章 変化をもたらすもの、適応力を作るもの | p.13 | 18分 | |
第2章 国、地域、そして社会の変化 | p.47 | 30分 | |
第3章 技術、競争、そして金融資本市場について | p.103 | 41分 | |
第4章 備え、そして対応力 | p.179 | 29分 | |
第5章 適応力をもたらすリーダー、社会のあり方 | p.233 | 30分 | |
おわりに | p.289 | 2分 |
ボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group)の略称。 …