「ソーシャルシフト」とは、ソーシャルメディアが誘起するビジネスのパラダイムシフトのことである。パラダイムシフトは、マーケティング、リーダーシップ、組織構造にまで及ぶ。
ループス・コミュニケーションズの斉藤氏によるソーシャルメディア時代に企業がなすべきこと。
生活者はソーシャルメディアによる対話交流の場を得て、あらゆる顧客体験が日常的にシェアするようになった。ブランドは、顧客との関係を構築する時代になった。
顧客ロイヤリティと強く関係しているのは「優れた体験」と「信頼されるサービス」である。その前提として、企業は信頼され、共感される存在になる必要がある。
共感される会社になるためのポイント
①社会に対する自社の付加価値を見直すこと
②顧客に対する貢献姿勢を明確にすること
③信頼される企業になること
④生活者と同じ目線で対話交流すること
⑤社会に対する貢献姿勢を明確にすること
著者 斉藤 徹
1961年生まれ。株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役社長 大学卒業後、日本IBM株式会社入社、1991年株式会社フレックスファームを創業。2004年同社株式を売却し、2005年株式会社ループス・コミュニケーションズを創業。 現在、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開している。公演回数は年間100回を超え、2011年の「Webクリエイション・アウォード」ではWEB人賞を受賞。
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章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 3分 | |
1章 ボンド・オブ・トラスト―信頼の絆が加速する共感の時代 | p.19 | 6分 | |
2章 シェア・ムーブメント―世界に浸透しはじめたシェア文化 | p.29 | 17分 | |
3章 エイジ・オブ・トランスペアレンシー―人の口に戸はたてられぬ | p.55 | 10分 | |
4章 ロング・エンゲージメント―「伝える」から「関係を構築する」時代へ | p.71 | 19分 | |
5章 コラボレイティブ・バリューチェーン―41の事例が実証する生活者参加型の価値創造 | p.101 | 32分 | |
6章 ヒーロー・ダイナミクス―日本でもソーシャルメディアが会社を変革しはじめた | p.151 | 46分 | |
7章 ドゥ・ザ・ライト・シング―すべての顧客接点で、正しいことができる組織へ | p.225 | 19分 | |
8章 ソーシャルシフト―企業をソーシャルシフトする6つのステップ | p.255 | 46分 | |
9章 ビヨンド・ザ・ボーダー―企業の境界を超えて | p.327 | 15分 | |
おわりに | p.350 | 5分 |
大企業の強みである資本やブランドの相対価値が低下し、硬直化した組織や規制などによるデメリットが目立ってくる。
これからはベンチャー企業にとって、追い風な環境がくるということだろうか。
2011-12-08
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