今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2011/11/11更新

スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)

167分

0P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な
アマゾン詳細ページへ
数千人の観衆を何時間でも惹きつけ、観衆を魅了する魔術のようなジョブズの語り口には、いくつかの秘密がある。
ジョブズはスピーチの時に、目線は常に聴衆に行き、時には両手を広げ、胸の前で握り、製品と技術を熱く語る。分かりやすく伝えるだけでなく、熱意や感動を込めて、ビジョンを信念で包んでしゃべる。

① じらし 相手が知りたいことをちらりと見せたり、隠したりしてじらす。
② 起伏 時に静かに、時に荒々しく話す。
③ 完璧な照明 話の展開は聴衆の反応によって直感で変えるため、舞台管理者との打ち合わせが何より重要。

誰でも理解できる一般用語を使う。聞き手のうなずき方を見て話の緩急を決め、熱意を込める時に早口に気をつけ、常に明瞭性を意識する。

ジョブズの気難しさが戦略となる。
信頼関係が築けた少数の記者は無意識的にジョブズの忠実な報道官となる。

いいリーダーの条件は、過去のしがらみに左右されないこと。
情に報いようなどと思っているうちは、熾烈な戦いには勝てない。グローバルなビジネス戦争では、恩を恩とも思わない冷徹さが必要。
ビジネスでは、まず手柄が最優先。強烈にかなえたいことには、他人の手柄を奪い取ってでもモノにする覚悟を持つべき。

「ジョブズが求めるものは、YES(はい)かQUIT(辞める)かだ」
相手が自分を本当に必要としていれば、破り捨てた契約の先に、有利な契約が待っている。

相手を客観視できないということは、自分自身を冷静に見る余裕もなくなっていたということ。先入観に振り回されては、有利に交渉を進められるはずがなく、勝機も遠のいてしまう。

優れた交渉者は、相手側のキーマンを見抜くのがうまい。仮に交渉相手に決定権がなくても、なんとか「決定権者はだれか」を探り、会おうと努力する 。
アップルが成功のレールに乗るきっかけを作ったのは、トップに果敢にアタックするジョブズの厚顔無恥なほどの押しの強さと執念。いかに困難でも、自ら乗り出し、自ら交渉にあたる。必要な武器も自分で考え、自分で準備する。

ピンチは嘆くものではなく、乗り越えるべきものと考える人だけが、チャンスの入り口に立てる。「あきらめない」最後の最後まで土俵から降りないとき、突然、道が開ける。
弱気の虫を封じ込めるには、交渉の準備に全力を傾けること。交渉の成否は戦う前に決まる。あらゆるケースを想定しておけば、弱気の無視が顔を出す場所はなくなるものだ。

自分の内なる声を聞け
「Stay hungry, Stay foolish」