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2012/01/20更新

明日のコミュニケーション 「関与する生活者」に愛される方法 (アスキー新書)

147分

5P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

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ソーシャルメディアの勘所

①「共感」を纏わない情報は広まらない
特に宣伝めいた言葉や企業本位のリリースなどはまず広まらない。

②発信元への共感がとても大切
「何を発言するか」より、「誰が発言したか」が大切である。

③有益である可能性が高い情報に受動的に出会う
有益な情報は、共感力のみで広まり、情報は受動的に届けられる。

④情報に出会う順番が変わる
受動的に有益である可能性が高い情報に出会い、それを友人に聞いたり、テレビや新聞を見たり、ネットで検索したりして確認するようになる。

⑤ネットはネガな場所からポジな場所になり、企業が利用しやすくなった
⑥友人・知人からのおせっかいなオススメが簡単に得られ、大きな影響力をもつ
⑦情報は「肯定されるもの」になり、企業もどんどん発言しやすくなっていく
⑧情報や商品に「友人の共感」という重み付けがされる
⑨検索より友人・知人の言葉
⑩等身大の生活者発情報が、かつてないほど人に影響を与えるようになる
⑪企業はオープンかつ透明であることを求められるようになっていく

関与する生活者はどう動くか

・マスメディア「AIDMA」
Attention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(購入)

・ネット検索「AISIS」
Attention(注意)→Interest(興味)→Search(検索)→Action(購入)→Share(共有)

・ソーシャルメディア「SIPS」
Sympathize(共感)→Identify(確認)→Participate(参加)→Share & Spread(共有&拡散)

ソーシャルメディアでは、共感を覚えた情報や商品が本当に自分の価値観にあっているか、有益かどうかを「確認する」プロセスが入る。次に「購入」ではなく「参加」なのは、購入に至らなくともいいね!やRTによって友人や知人の購入につながる場合があるからである。最後に「共有と拡散」が起こる。

企業は広告という手法を使って、目立って注意を喚起し、生活者に大声で情報を伝え、買ってくれとアピールしてきたが、この手法はソーシャルメディアでは効かなくなってきている。

関与する生活者に愛される方法

情報に共感を纏わせるには「発信元への共感」が必須である。そのため、企業であっても、人と人のつながりに「人」として入っていく事が必要である。

・役に立つ
・地道に長く貢献する
・切っても切れない仲になる(コンテクストを創出する)
・お土産を持っていく(流行っている企画を取り入れる)
・話のネタを提供する(友人に話したくなる話題を作る)