月間100万PVを誇る人気ブログ「Chikirinの日記」の筆者が、その思考術を説明している。様々な時事ネタを題材に著者がどのように物事をとらえ考えているかが説明されている。
知識によって、安易に出される結論を疑い、物事を考えるということの大切さを説く1冊。
知識は「過去の事実の積み重ね」であり、「過去において、他の人がその人の頭で考えた結果」である。一方、思考とは「未来に通用する論理の到達点」であり、知識とは異なるものと認識する必要がある。
「自分の頭で考える」とは、「知識と思考をはっきり区別する」ことからはじまる。
自分のアタマで考えるには以下の通りにする。
・知識と思考(考えること)を区別する
・最初に「意思決定のプロセス」を決めて、情報収集に収支せず結論を出す
・「なぜ?」「だからなんなの?」と問う
・物事を構成要素に分解して、あらゆる組み合わせ、可能性を探る
・縦(時系列)と横(自他)に並べて比較する
・判断基準に優先順位を付け、自分が何によって物事を判断すべきか明確化する
・独自の「フィルター」(選択基準)を見つける
・知識は「思考の棚」に整理する
著者 ちきりん
作家、ブロガー バブル期に証券会社に就職。その後、米国での大学院留学、外資系企業勤務を経て2011年から文筆活動に専念。 2005年開設の社会派ブログ「Chikirinの日記」は、日本有数のアクセスと読者数を誇る。
週刊 ダイヤモンド 2011年 11/26号 [雑誌] ブックファースト 仕入企画担当 平井 直子 |
週刊 ダイヤモンド 2012年 1/7号 [雑誌] 三省堂書店営業本部課長 鈴木 昌之 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
日本経済新聞 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
BRUTUS (ブルータス) 2012年 1/15号 [雑誌] ライター 速水 健朗 |
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2012年 03月号 [雑誌] 精神科医 和田 秀樹 |
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 4/30号 [雑誌] ライフネット生命保険社長 出口 治明 |
エコノミスト 2012年 9/11号 [雑誌] |
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2013年 04月号 [雑誌] リブセンス代表取締役社長 村上 太一 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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序 章 「知っている」と「考える」はまったく別モノ | p.1 | 10分 | |
第1章 最初に考えるべき「決めるプロセス」 | p.23 | 8分 | |
第2章 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと | p.41 | 12分 | |
第3章 あらゆる可能性を検討しよう | p.67 | 10分 | |
第4章 縦と横に比べてみよう | p.89 | 12分 | |
第5章 判断基準はシンプルが一番 | p.115 | 8分 | |
第6章 レベルをそろえて考えよう | p.133 | 8分 | |
第7章 情報ではなく「フィルター」が大事 | p.151 | 9分 | |
第8章 データはトコトン追い詰めよう | p.171 | 11分 | |
第9章 グラフの使い方が「思考の生産性」を左右する | p.195 | 10分 | |
終 章 知識は「思考の棚」に整理しよう | p.217 | 10分 | |
まとめ | p.239 | 0分 | |
さいごに | p.240 | 3分 |
16
2017-02-04
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「知っていること」と「考える」ことは違う。ということを認識することから全ては始まる。
2011-11-23
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