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2011/12/04更新

武器としての決断思考 (星海社新書)

167分

11P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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議論の基礎

・陥りやすい失敗
①慣れていることを重視する
②究極の楽観か、究極の悲観をしてしまう
③サンクコストに翻弄される

・議論で大切なこと
①正解ではなく、「いまの最善解」を導き出す
②結論を出すことが大事
③知識・判断・行動に加えて修正の考え方も大切
④ブレない生き方は、思考停止のもとになる。柔軟になれ

議題の決め方

・議題は、「○○すべきか、否か」にする
・問題が大きすぎて漠然としているときは、小分けにする
・同時に複数の議題について考える

議論の構築の仕方

メリットとデメリットを比較し、それぞれの構成条件の検証を行うことが重要。

・メリットの3つの条件
①内因性(なんらかの問題があること)
②重要性(その問題が深刻であること)
③解決製(問題がその行動によって解決すること)

・デメリットの3つの条件
①発生過程(議題の行動をとったときに、新たな問題が発生する過程)
②深刻性(その問題が深刻であること)
③固有性(現状ではそのような問題が生じていないこと)

反論の必要性

反論は、メリットとデメリットが本当に正しいかどうかを検証するために必要になってくる手順である。

・メリットへの反論のポイント
<内因性への反論>
①プラン(論題の行動)をとらなくても問題は解決する
②そもそも現状に問題はない

<重要性への反論>
③質的に重要ではない
④量的に重要ではない

<解決製への反論>
⑤プランをとっても別の要因が生じるため、問題は解決しない
⑥プランは問題の原因を正しく解決しない

・デメリットへの反論のポイント
<発生過程への反論>
①プランだけではデメリット発生には至らない
②プランの影響はデメリット発生にいたるには弱すぎる

<深刻性への反論>
③質的に問題はない
④量的に問題はない

<固有性への反論>
⑤プランをとっていない現状でも問題は起こっている
⑥プランをとらなくても、将来、同様の問題が起きる

議論における正しさとは

・正しい主張の3条件
①主張に根拠がある
②根拠が反論にさらされている
③根拠が反論に耐えた

・「裏をとる」のではなく、「逆を取る」べき。反対の立場の人の意見を聞いて、その根拠を確認して反論を加えることが大切。

・主張と根拠の間にある、よく考えないと見えてこない前提の考え方「推論」に着目して反論せよ。

根拠資料の重要性

マスメディアやネットの情報を鵜呑みにせず、主張を補強する価値ある証拠資料を集める必要がある。

結論の出し方

・反論に耐えたメリットとデメリットを比較する
・「質×量×確率」で、その重み判断する
・最後の最後は、主観で判断する