本間ゴルフ、メルシャン、コニカミノルタ、クラレなど、ものづくりの現場で活躍する職人たちの姿をレポートすることで、日本のモノづくりの素晴らしさを紹介している。
職人のものづくりに対する情熱に感動できる1冊。
現在は、効率化、コストダウン、利益極大化など、業績向上ばかり求められ、財務諸表の数字だけで評価されることが多い。しかし、日本は、モノづくりで生きて行くしかない。日本が世界から認められ、世界に貢献できるのは、モノづくりの力である。
モノづくりにかける日本人の誠実さ、こだわり等の情熱は、環境の変化がどれほど大きかろうと、簡単に消失していくことはない。ひたすらいいモノをつくり続ける人がいる限り、日本のモノづくりが衰退することはない。
著者 江上 剛
1954年生まれ。作家、コメンテーター 日本振興銀行元・取締役兼代表執行役社長 旧第一勧銀時代に総会屋事件を収拾し、映画『金融腐蝕列島 呪縛』のモデルとなる。2002年に『非情銀行』で作家デビュー。現在は新聞連載など作家業の傍ら、テレビ朝日系『スーパーモーニング』、日本テレビ系CS放送「日テレNEWS24」の『汐留リーダーズEYE』のレギュラーコメンテーターを務める。
PRESIDENT (プレジデント) 2011年11/14号「年収300万父さんはなぜリッチなのか」 |
日本経済新聞 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.4 | 3分 | |
第1章 革新と伝統から生まれる至高のゴルフクラブ—本間ゴルフ | p.9 | 19分 | |
第2章 日本有数のワイン会社で個性を極める焼酎造り—メルシャン八代工場(八代不知火蔵) | p.41 | 12分 | |
第3章 美と機能を追求する究極の磨き屋—山崎研磨工場 | p.67 | 18分 | |
第4章 日本製造業の空洞化を防ぐ満天の星々—コニカミノルタ | p.97 | 15分 | |
第5章 新素材開発から見直される日本のコスト第一主義—クラレ | p.123 | 18分 | |
第6章 グローバル化を成功させたチャレンジ精神と「ご先祖さま」—キッコーマン | p.153 | 19分 | |
沖縄編(アンナが咲かせる琉球泡盛という情熱の花—宮の華 | p.185 | 13分 | |
離島の経済を支えるサトウキビという単一農産物農業—波照間製糖/シートーヤー) | p.207 | 10分 | |
あとがき | p.224 | 2分 |
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金融立国へと傾きかけたときに、リーマンショック。やっぱり、日本はモノづくりしかない。虚業ではなく、実業でしょう。
2011-12-08
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日本のモノづくりへの情熱に触れることができる。こだわりこそが、差別化を生み素晴らしい製品を生む。
2011-11-30
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