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2011/11/11更新

スティーブ・ジョブズだったら、こうするね ~カリスマリーダーの問題解決力~

129分

2P

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ジョブズの人生から、45の思考方法を見つけます。

積み重ねるよりも断ち切ることが大切

アップルⅡと何の互換性も持たないマッキントッシュを発売し、ジョブズは従来製品を完全に否定した。彼は、「時にはこれまで築いてきたものを断ち切ることが必要であり、われわれはそこから世界を再構築しなければいけない」といった。

数字にとらわれるな

確信があり、確信を最後まで貫ける腕力があるジョブズは、市場調査を重視しない。市場調査の必要性を指摘されたとき、ジョブズは「ベルは、電話を発明する前に市場調査などしましたか?」と応えた。

成果で考えず、成長で考えろ

ピクサーの創業から「トイストーリー」が出るまで10年間、方向を変えることなくビジョンを追い続けた。彼は、「トンネルで入り口にも出口にも光が見えない。そんなとき、混乱して方向を変えれば多くの壁に衝突することになる」と言った。ラセターは、ディズニーから転職の誘いがあると、「ディズニーに行って監督になるか、ここに留まって歴史を作るかだ」と考え、それを断った。この決断が、トイストーリーに結実した。

何が重要かを見極める

ネクスト時代、IBMからOS購入の申し入れがあり、100ページを超える契約書が届いてきた。ジョブズはそれを破り捨て、「5~6ページのシンプルな契約書をもってこい」といった。彼は、本筋をすばやく見抜き、その点についてのみ交渉しようとした。

リーダーの役割はお膳立て

ジョブズは「人が優れた仕事が出来ないのは、大抵の場合、彼らがそう期待されていないからだ」と言っている。「お膳立てさえしてやれば、みんな自分で思っていた限界を上回る仕事が出来るんだよ」と続けた。

「働く」のではなく、「世界に影響を与える」と考える

ジョブズはマッキントッシュの開発チームに、「この製品を現実にするのは君達の創造性、君達の仕事だ。君達はそれに多大な影響を及ぼすことが出来る」と説いた。そこには、アーティストとして「世界を変える」興奮があった。

独創こそが泥沼から抜け出す道

ネクストからアップルに復帰したジョブズは、コモディティ市場では二度と競争しないと宣言した。勝ち残るためには、創造するしかない。彼は、「世界が少しマシなのは、アップルがあるからだ。だから僕はここにいるんだ」と言った。

ノーと言うだけで最善のイエスを見つける

「集中すると言うのは、集中すべきものにイエスと言うことだと誰もが思っている。本当はまったく違う。それは、他のたくさんの優れたアイデアにノーということだ」
ジョブズは捨てたプロジェクトのほうが、実らせたプロジェクトより圧倒的に多い。捨てたことが多いから実りが豊かなのである。