経済はイノベーションにより発展を遂げるってことは歴史が証明していると常識のように言われているが、本書が指摘するように、経済成長後、大きなイノベーションと言えるものはインターネットしか起こっていないのでは？
開発者でない限り、「何によってイノベーションがもたらされるか」より、「どこでイノベーションが起こるか」の方を当面のテーマとして考えるべきという気がする。

昨今の世界的な経済停滞の主因をマクロ的に分析している。また、新たな産業革命の触媒として期待されているインターネットについても言及していたが、この点は内容が薄いように感じた。
全体的に読みやすいと思います。