デザインとは何か?
デザイン評論家である著者が「使う側」の立場で、デザインについて考える。デザインの歴史やデザインを決める要素など、様々な視点からデザインについて考える内容になっている。
私たちにはわずかでも「居心地の良さ」を求めるという根源的な欲望がある。少しでも心地良くあるいは快適に過ごすために、家具や食器、日用品を選び、工夫して使っていく。
デザインとは、誰もが等しく望む自由で心地良い環境を生み出すことの実践である。
著者 柏木 博
1946年生まれ。デザイン評論家。武蔵野美術大学教授 大学卒業後、自宅アパートでデザイン論・デザイン史を研究し始める。編集者などを経て、1983年東京造形大学助教授。デザイン評論家として活動。 1994年勝見勝賞受賞。文化庁芸術選奨選考委員となる。1996年武蔵野美術大学(近代デザイン史)教授。その他、企業や展示の監修も務める。2000年文化庁メディア芸術祭審査委員。企業デザインアドバイザー。
週刊 東洋経済 2011年 10/8号 [雑誌] |
日本経済新聞 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 5分 | |
第1章 デザインって何? | p.17 | 18分 | |
第2章 二〇世紀はどのようなデザインを生んだか | p.45 | 14分 | |
第3章 心地良さについて | p.67 | 18分 | |
第4章 シリアスな生活環境のためのデザイン | p.95 | 23分 | |
第5章 デザインによる環境問題への処方 | p.131 | 8分 | |
第6章 デザインを決める具体的要素 | p.143 | 22分 | |
第7章 趣味とデザイン | p.177 | 12分 | |
第8章 デザインの百科事典──デザイン・ミュージアムの展示 | p.195 | 14分 | |
おわりに | p.217 | 3分 |