ラーメン業界で、1500店以上の経営に携わってきた著者が、潰れかけのラーメン店を立て直すドラマを通して、集客&売上アップの極意を紹介している。
物語として楽しめるだけでなく、随所にラーメン店経営に大切なことが説明されており、勉強になる1冊。
創業24年のラーメン店「大力屋」をコンサルタントが立て直す物語。かつて繁盛していた大力屋は、競合店の出店や時代の変化に適応できずに売上げが年々減り続けていた。
大力屋店主の娘は、大学の授業で偶然出会った経営コンサルタントに助けを求める。
コンサルタントはラーメンを食べ「美味しいだけで、商品としては間違いなく売れない」と言う。なぜ美味しいだけではダメなのか、コンサルタントはラーメン屋の経営にとって大切なことを説明し、大力屋を行列のできる店へと導いていく。
著者 木村 康宏
1974年生まれ。株式会社繁盛塾 代表取締役 大学在学中に、コンサルタントとして著名な江口泰広教授に師事。その後、約2年間のフリーター生活を経て、船井総合研究所に入社。チーフコンサルタントとして活躍。 2010年、同社退職後、ラーメン業界専門の経営コンサルティング会社繁盛塾を設立。これまで超有名店を含む300社1500店舗以上のラーメン店の経営に携わる。 年間600杯以上のラーメンを食べるラーメンフリークでもある。
日経ビジネス |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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序章 職人が握る寿司屋よりも、回転寿司がブレイクしたのはなぜか | p.5 | 17分 | |
第1章 美味い商品は売れない!美味くない商品の方が売りやすい!の秘密 | p.37 | 18分 | |
第2章 弱者が強者に勝つための秘訣 | p.71 | 22分 | |
第3章 ボロい店の方が美味いという都市伝説は本当なのか? | p.111 | 23分 | |
第4章 店が変わった分しか、売上は上がらない | p.153 | 26分 | |
第5章 お客さんもスタッフも、人が集まるところに集まる | p.201 | 17分 | |
第6章 すべてはお客さんに伝えるためにある | p.233 | 17分 | |
第7章 お客さんがベルトコンベアに乗って流れてくる仕組みはあるか? | p.265 | 13分 | |
最終章 なぜまずいラーメン店にも行列ができるのか? | p.289 | 14分 | |
あとがき | p.314 | 3分 |
ラーメン屋にいくのが、楽しみになりそう。
2011-12-26
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