「東日本大震災後の日本を立て直すにはどうすればよいのか」をテーマに、日本経済が飛躍的成長を遂げるための方法を提案しています。
長期的な経済成長の鍵は「技術進歩」であると説き、グローバル化と産業集積の必要性を語っている。
グローバル化に対しては、TPPに賛成の意見を表明しており、TPP反対論者への反論を展開している。
週刊ダイヤモンドが選ぶ2011年ベスト経済書4位。
日本が飛躍的に成長する手段には以下の2点がある。
①グローバル化
TPPをはじめとするEPA(経済連携協定)の締結や企業に対する情報支援によって、日本経済をさらにグローバル化し、外国との貿易、投資、知的交流を活発化させる。
②産業集積
東北など日本各地に特区をつくり、高度な技術を核とする産業集積を創出する。
経済成長の源泉は新しいアイデアや技術の創造である。人々がつながって情報交換し知的に刺激し合うことで湧き出てくる。よって、産業集積やグローバル化によって、日本経済は復興を超えた飛躍的成長を成し遂げることができる。
著者 戸堂 康之
1967年生まれ。東京大学大学院 新領域創成科学研究科国際協力学専攻 教授 南イリノイ大学経済学部助教授、東京都立大学経済学部助教授、青山学院大学国際政治経済学部助教授などを経て現職
日本経済新聞 福井県立大学特任教授 中沢 孝夫 |
エコノミスト 2011年 9/27号 [雑誌] 慶応義塾大学教授 樋口 美雄 |
週刊 ダイヤモンド 2011年 12/24号 [雑誌] |
日経ビジネス |
日本経済新聞 |
週刊 東洋経済 2011年 10/22号 [雑誌] 福井県立大特任教授 中沢 孝夫 |
週刊 東洋経済 2012年 8/4号 [雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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第1章 復興と成長 | p.3 | 17分 | |
第2章 経済成長の鍵その1―グローバル化 | p.31 | 18分 | |
第3章 グローバル化の方策―TPPを中心に | p.61 | 18分 | |
第4章 経済成長の鍵その2―産業集績 | p.91 | 14分 | |
第5章 震災前の産業集積の実態 | p.113 | 11分 | |
第6章 「つながり」と「技術」による集積 | p.131 | 15分 | |
終章 日本人の底力 | p.155 | 5分 | |
あとがき | p.163 | 10分 |
環太平洋戦略的経済連携協定(Trans-Pacific Partnership) 加盟国の間で…