ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)流の問題解決の技術を解説している。
問題の設定を間違えていたら、その問題を解いても成果は得られない。問題を解く前に、問題のように見えるものから、真の問題「論点」を設定するプロセスを「論点思考」という。
BCG流のアプローチは、まず、これが問題ではないかという点に当たりをつけることから始める。次にそれについて、経営者の話を聞いたり、現場を見たりすることで検証する。最後に全体像で確認する。
著者 内田 和成
1951年生まれ。早稲田大学ビジネススクール教授 日本航空を経て、1985年ボストン コンサルティング グループ(BCG)入社。2000年から2004年までBCG日本代表、2009年までシニア・アドバイザーを務める。 2006年には「世界の有力コンサルタント25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。2006年より早稲田大学大学院商学研究科教授。ビジネススクールで競争戦略論やリーダーシップ論を教えるほか、エグゼクティブ・プログラムでの講義や企業のリーダーシップ・トレーニングも行なう。
TOPPOINT |
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 05月号 [雑誌] MK&Associates社長 河瀬 誠 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 4/30号 [雑誌] プライスウォーターハウスクーパースパートナー 山本 紳也 |
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2013年 04月号 [雑誌] リブセンス代表取締役社長 村上 太一 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.1 | 9分 | |
第1章 あなたは正しい問いを解いているか | p.15 | 17分 | |
第2章 論点候補を拾いだす—戦略思考の出発点 | p.41 | 23分 | |
第3章 当たり・筋の善し悪しで絞り込む | p.77 | 19分 | |
第4章 全体像を確認し、論点を確定する | p.107 | 35分 | |
第5章 ケースで論点思考の流れをつかむ | p.161 | 12分 | |
第6章 論点思考力を高めるために | p.179 | 35分 | |
おわりに | p.233 | 2分 |