ドラゴンフライエフェクトとは
ドラゴンフライ(とんぼ)は自由自在に飛び回れる。そのためには、4つの羽の動きが揃わなければならない。「ドラゴンフライエフェクト」という言葉は、熱心に目標を追い求める事で、自分の力以上に社会に影響を与えている人々を、とんぼの優雅さ、効率の良さにちなんで名付けている。
個人的な目標を追い求めると、おのずと社会的な行為になる。成功のためには、情熱を強力なストーリーに仕立て上げ、感染的に広まるように語る必要がある。そうすることで、「参加」や「つながり」、「発展」「波及効果」を生み出せる。これらの要素を組み合わせることで、みんなに「一員」になったと感じてもらえる運動を起こせる。そして、個人的な目標は集団の目標に変わる。
ドラゴンフライ・モデル
ドラゴンフライエフェクトは4つの羽に依存する。4つの羽の動きが揃うとき、 成果を上げられる。
①焦点:具体的かつ計測可能な一つの目標に的を絞る。
②注目:相手の目に留まるよう工夫する。私的、感動的なこと、視覚を利用する。
③魅了:共感を示したり、体験談を語ったり、高い次元の感情に訴える。
④行動:相手が行動を起こせるような必要な支援をする。
焦点を絞るための5原則
①人間的:大切なのはまず相手を知ること。憶測だけで計画を立てない。
②実行可能:大目標達成のため、短期的に達成可能な小目標を設ける。
③検証可能:目標は達成状況を検証可能なものにする。
④明確:目標を明確にする。
⑤幸福:自分にとっても相手にとっても、意義の感じられる目標を掲げる。
注意を引くための4原則
①私的さ:相手に私的な関心を抱いてもらおう。
②意外性:相手の好奇心を刺激することで気を引こう。
③視覚:写真や動画は瞬時に伝えられる。
④感覚:感覚に訴えられるようにキャンペーンをデザインしよう。
魅了するための4原則
①ストーリーを語る:感動的なストーリーを通じて、重要な情報を伝える。
②共感する:相手にとっての重大事は何か、相手を深く知ろう。
③信頼を得る:自分の価値観や信念をはっきり打ち出そう。
④適切なメディアを使う:どこでどのように発言するかは内容と同様に重要。
人々に行動させるための4原則
①簡単に:協力者が簡単に行動を起こせるようにしよう。
②楽しく:ゲームやコンテスト、見返りなどを取り入れよう。
③相手に合わせる:自分なら他よりも大きな貢献ができると思わせる活動を用意。
④オープンに:誰もが自由に行動できるようにする。