ウォシュレット、暖房便座、脱臭装置に自動開閉のふた、節水機能。トイレもガラパゴス進化を遂げた。文化を作るというTOTOのものづくりの哲学と開発秘話をTOTOウォシュレットテクノ社長が語る。
トイレは一度購入すれば、頻繁に買い替えるような品物ではない。しかし、日本では毎年のように新機能が搭載された製品が登場し、家電と同じようなポジションに置かれるようになった。
このような国は日本だけであり、トイレもガラパゴス的に独自の進化を遂げ、最先端を走っている。例えば、トイレの汚物が1回で流れるのは、当たり前であるが、世界では必ずしもそうではない。2、3回と流さなければ、しっかり洗浄できないトイレもある。
著者 林 良祐
1963年生まれ。TOTO レストルーム事業部ウォシュレット生産本部長兼、TOTOウォシュレットテクノ社長 1987年TOTO入社。給湯機開発課を経て、93年より、初代ネオレストの開発に携わる。94年からアメリカに赴任。帰国後も、ウォシュレット関連の開発に取り組み数々の賞を受賞している。
日本経済新聞 福井県立大特任教授 中沢 孝夫 |
週刊 ダイヤモンド 2011年 10/1号 [雑誌] |
週刊 東洋経済 2011年 10/1号 [雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.3 | 2分 | |
第1章 ウォシュレットが日本のトイレを変えた | p.13 | 16分 | |
第2章 「文化」をつくる面白さに出合う | p.39 | 11分 | |
第3章 次世代便器「ネオレスト」の誕生とアメリカでぶつかった文化の壁 | p.57 | 25分 | |
第4章 「アプリコット」から新型「ネオレスト」開発まで | p.99 | 17分 | |
第5章 節水、節電、デザインー激化する開発競争 | p.127 | 22分 | |
第6章 トイレの未来 | p.163 | 11分 | |
あとがき | p.181 | 4分 |
商品には本来どんなビジョンと目的があり、それを表現するためにはどのような技術が必要なのかを突き詰めて考えて行く。
2011-11-22
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ウォシュレットという名は、「これからは洗う時代です。洗いましょう」と呼びかける「レッツ・ウォッシュ」を逆さにしたものだ。
2011-11-22
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日本人には「おしりを洗う」という習慣はなかったが、今や「あって当たり前」
2011-11-22
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