会社の決算書の見方から、キャッシュフローの考え方までを簡単に説明している財務入門書。いかに資金繰りを改善するかがわかりやすく紹介されている。中小企業経営者向けの内容。まさかに備えて会社に資金をつくるための基本的な事が書かれています。
資金繰りを考えなくていい会社は以下のことを考えている。
①前金ビジネスしかやらない
②在庫ビジネスはやらない
③設備投資は1年以内に回収している
④新規事業は基本的に外注でテストしている
⑤内製化した方がコスト削減できる場合のみ雇用している
⑥但し、人件費は末締の翌月支払い
究極の「資金繰らない経営」は、「前回収」で、できれば「在庫」を持たず、さらには「営業キャッシュフロー」のみで儲ける経営である。非現実的だと言う人もいるあ、何事も改善するためやってみることが大切である。
著者 柳澤 賢仁
1976年生まれ。税理士 アーサー・アンダーセン、KPMGを経て、柳澤国際税務会計事務所・株式会社柳澤経営研究所を設立。 数多くのクライアントを持ち、その財務改善やM&A、海外進出等、多岐に渡る業務範囲でファイナンシャルアドバイザーとして活躍。また、海 外に居住したい富裕層向けの個人コンサルティング、税務戦略についても指導している。 2007年には論文『不確実性の税務-本邦所得税法上の居住者・ 非居住者の判定実務に関する一考察-』で、第30回日税研究賞を受賞。
経済界 2011年 9/20号 [雑誌] |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
序章 なぜいま「資金繰らない経営」なのか? | p.7 | 18分 | |
第1章 まさかの事態のしのぎ方 | p.37 | 21分 | |
第2章 しなやかな財務諸表のつくり方 | p.71 | 22分 | |
第3章 非常識なヒト・モノ・カネのかんがえ方 | p.107 | 18分 | |
第4章 ベンチャー企業と中小企業のファイナンス | p.137 | 22分 | |
第5章 ますますキャッシュが貯まる仕組み | p.173 | 27分 | |
おわりに | p.218 | 1分 |
プラットフォーム戦略 [Amazonへ] |