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2011/09/01更新

フランクリン自伝 (岩波文庫)

0分

6P

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フランクリンの生涯

1706年、フランクリンはボストンで生まれる。ロウソク・石鹸づくりの息子に生まれた。向学心の強い彼は、印刷屋の兄の元で年季奉公をしながら、本を読み文学修行に励んだ。
1723年、兄と衝突して家を飛び出し、フィラデルフィアで印刷工として自活し始める。その後、渡英の機会を得て焼く1年半ロンドンに滞在。帰国後、独立して印刷屋を開業する。
1748年、印刷業の第一線から退き、地域社会の指導者・政治家として、フィラデルフィアの道路舗装や、消防組合・病院・学校の設立など、数多くの公共事業に尽力した。また科学にも興味を抱き、52年には、雷雨の中で凧を上げる実験を行って、稲妻と電気の同一性を証明。避雷針を発明。
1757年、植民地の課税権を巡る対英交渉のため、植民地代表として渡英。英仏との折衝に当たり、外交官として非凡な才能を示す。独立宣言の起草にも積極的に関わり、彼は、アメリカ合衆国の骨組みを作った「独立宣言」の他4つの文書に署名した唯一の人物となった。
1790年、彼はフィラデルフィアで84年の生涯を終える。


フランクリンの十三徳

フランクリン自身が試行錯誤の末に編み出した、良い習慣を身につけるための手順と方法は次の通りである。

1.節制 頭や体が鈍くなるほど食べないこと。はめをはずすほどお酒を飲まないこと
2.沈黙 他人または自分に利益にならないことは話さないこと。よけいな無駄話はしないこと
3.規律 自分の持ち物はすべて置き場所を決めておくこと。仕事は、それぞれ時間を決めて行うこと
4.決断 なすべきことをやろうと決心すること。決心したことは、必ずやり遂げること
5.節約 他人や自分に役立つことにのみお金を使うこと。すなわち無駄遣いはしないこと
6.勤勉 時間を無駄にしないこと。いつも有益なことに時間を使うこと。無益な行動をすべてやめること
7.誠実 だまして人に害を与えないこと。清く正しく思考すること。口にする言葉も、また同じ
8.正義 不正なことを行い、あるいは、自分の義務であることをやらないで、他人に損害を与えないこと
9.中庸 何事も極端でないこと。例え相手に不正を受け激怒するに値すると思っても、がまんしたほうがよい時はがまんすること
10.清潔 身体、衣服、住居を不潔にしないこと
11.冷静 つまらないことに心を取り乱さないこと
12.純潔 性的営みは、健康のためか、子供を作るためにのみすること
13.謙譲 イエスおよびソクラテスを見習うこと

毎週1つずつ13週で全徳目を1回りし、1年間で4回繰り返すことができる。この自己反省の計画を実行に移し、続けることで、全てを道徳的に完璧な域に達することはできないものの、何もやらなかった場合よりもずっと優れた人間になった。