オックスフォード大学の認知・進化人類学研究所所長が、人間の進化論と脳科学から、「つながり」についての心理学を解き明かしている。
後半は主に人間と他の動物との違いについて、進化論を交えて分析している。
霊長類は、敵から身を守るために、大きな集団(社会)で生活する必要があり、そのため脳が大きく発達した。人間以外の霊長類では、集団サイズと脳の新皮質の大きさが比例することがわかった。最大級の新皮質を持つ人間は、サルや類人猿の例から推定すると、一人の人間が関係を結べるのは150人までとなる。
著者 ロビン ダンバー
1947年生まれ。オックスフォード大学の認知・進化人類学研究所所長、進化人類学教授。 専門は霊長類の行動。 英国学士院の特別会員として、「ルーシーから言語へ」プロジェクトの共同ディレクター
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章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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第1章 貞節な脳(男と女) | p.10 | 7分 | |
第2章 ダンバー数(仲間同士) | p.19 | 10分 | |
第3章 親類や縁者の力(血縁) | p.31 | 9分 | |
第4章 ご先祖さまという亡霊(民族) | p.42 | 11分 | |
第5章 親密さの素(触れ合い・笑い・音楽) | p.56 | 9分 | |
第6章 うわさ話は毛づくろい(言葉・物語) | p.67 | 8分 | |
第7章 今夜、ひとり?(魅力) | p.77 | 11分 | |
第8章 エスキモーのあいさつ(キス・匂い・リスク) | p.91 | 7分 | |
第9章 ずるいあなた(婚姻) | p.100 | 9分 | |
第10章 進化の傷跡(肌の色・体質) | p.112 | 10分 | |
第11章 進化の邪魔をするやつはどいつだ?(進化と欲望) | p.124 | 10分 | |
第12章 さよなら、いとこたち(絶滅の罠) | p.136 | 11分 | |
第13章 こんなに近くてこんなに遠い(人類の起源) | p.150 | 11分 | |
第14章 ダーウィン戦争(進化と創造) | p.163 | 10分 | |
第15章 人間ならではの心って?(志向意識水準) | p.176 | 11分 | |
第16章 カルチャークラブに入るには(文化) | p.189 | 8分 | |
第17章 脳にモラルはあるのか?(道徳) | p.199 | 9分 | |
第18章 進化が神を発見した(宗教) | p.210 | 11分 | |
第19章 頭を使って長生きしよう(健康・知性) | p.223 | 10分 | |
第20章 美しい科学(芸術) | p.235 | 11分 |
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