サイゼリヤの創業者が、飲食店経営やマーケティングについて語る。様々な課題について、その解決策が与えられる1冊。サイゼリヤ経営の成功の裏には、客観的な数値を重視した綿密なマーケティング戦略があり、そうした経営のノウハウを学ぶ事ができる。多店舗展開のポイント、人材教育、ヒットを生む法則など飲食店に携わる人に役立つ内容になっている。
人間は自分の都合の良いように物事を考えがちである。例えば店で一番人気のメニューであれば「おいしいから売れている」と考える。しかし、実際には他の料理よりもマシだから売れているのかもしれない。
経営において大切なことは、客観的数値や事実に基づいて物事をありのまま見ることである。サイゼリヤの場合には、顧客満足度を客数で判断する。問題点を見つけ、仮説を立て、実行し、客観的数値で検証する。その試行錯誤が成功するには不可欠である。
著者 正垣泰彦
1946年生まれ。サイゼリヤ 代表取締役会長 大学在学中にレストラン「サイゼリヤ」を開業。大学卒業後、イタリア料理店として再オープン。その後、低価格メニュー提供で飛躍的に店舗数を拡大。2000年東証1部上場。2009年4月、社長を退任して会長就任。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
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日経トップリーダー |
週刊 ダイヤモンド 2011年 9/17号 [雑誌] ブックファースト ルミネ川越店 店長 金子 剛士 |
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 10/4号 [雑誌] |
週刊 ダイヤモンド 2012年 2/4号 [雑誌] コラムニスト 林 操 |
日本経済新聞 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 6分 | |
第1章 「客数増」がすべて お客様本位の物の見方とは | p.17 | 30分 | |
第2章 十分な利益を確保するには 大切なのは儲かる仕組みづくり | p.83 | 30分 | |
第3章 リーダーと組織の在り方 人が頑張れるのは誰かの役に立つからだ | p.149 | 22分 | |
あとがきにかえて | p.197 | 3分 |
人は何かを考える時、自分の都合の良い結論を導き出しやすい。
2011-12-08
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