100年後には人口が1/3になるという予測をもとに、歴史人口学者の第一人者である著者が、数々のデータを駆使して未来の日本の姿を示す。
人口減少が避けられない日本は、今後どのようにしていくべきかを考えるための1冊。
日本の人口は以下のように推移すると予測されている。
2007年 1億2777万人
2055年 8993万人
2105年 4459万人
今すぐ出生率を上げることができても、今世紀中の人口減少は避けられない。人口減少を感情論だけで憂うのではなく、どのように適応していけば良いかを考えることが重要である。
著者 鬼頭 宏
1947年生まれ。上智大学経済学部教授 歴史人口学者 慶應義塾高等学校教諭、上智大学経済学部助教授を経て現職。 日本における人口学の祖・速水融に学ぶ。「宗門人別改帳」などの史料をもとに、縄文時代から江戸時代までの人口推移を初めて明らかにした。日本生活学会今和次郎賞、日本人口学会普及奨励賞を受賞している。
Chikirinの日記 ちきりん |
情報考学 Passion For The Future 橋本 大也 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
序章 人口が日本の未来を映し出す | p.11 | 6分 | |
第1章 100年後、日本人口は4000万人になる | p.21 | 21分 | |
第2章 人口4000万人の暮らしと経済 | p.59 | 18分 | |
第3章 人口4000万人の都市と地方 | p.91 | 16分 | |
第4章 人口4000万人の人間関係 | p.119 | 20分 | |
第5章 外国人5000万人の未来 | p.155 | 20分 | |
第6章 人口100億人の世界 | p.191 | 14分 | |
終章 未来には必ず希望がある | p.216 | 5分 | |
おわりに | p.225 | 2分 |
オーナスは英語で「重荷」を意味し、人口が経済発展にとって重荷となった状態をさす。生産年齢人口(15〜…
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