これまでの失敗する経営者で多いのは、真面目過ぎるタイプ。そして、ムダが多いこと。実務の目線から事業をするにあたって必要のないことを95項目で記している。
・企業理念なんて大層なものは不要。まず商売第一で後から理念は考える。
・起業支援センター等の組織に世話になるな。所属者は公的機関からの報酬目当て。
・助成金目当てで、社会保険に入ると、その負担が大変。
・コンサルタントは事例を知っているだけ。信じるな。
・社長は経理業務などの管理業務に時間を遣うな。外部に委託し本業優先。
・顧客を作ってから起業せよ。
・商品力で売れるのは3割。残りは営業力。営業できないなら経営者になるな。
・経営者に休みはない。
・頭は下げるためにある。
・コンサルに依頼しようと、結局やるのは自分。
・共同経営で起業して、うまくいっている事例は見た事がない。
・成功している会社の多くは、みんな独裁的なオーナー企業。
・周りの「失敗してもいい」はウソ。チャンスは二度とこない。
・創業メンバーは未来の幹部にはならない。必ず会社の成長と共に去って行く。
・従業員はすぐ辞める。社員に遠慮するな。
・従業員の意見は聞くな。社長は経営に責任を取る立場。
・使いやすい社員が良い社員。
・肉親が最も安上がり
・友人は雇うな。友情関係を金銭に変えることになる。
・従業員が欲するのは言葉より給料。人をつなぎとめるのもお金。
・残業は非効率。定時退社にして残業代は払うな。
・従業員に賞与を払う義務はない。年収を14割して払うのも考慮して良い。
・社長の給料は会社の運転資金。そのために社長は存在する。
・中小・ベンチャーでは、「会社=社長」
・オシャレなオフィスはムダ
・事業をやる前から満足してしまう事業計画は作るな。
・上場なんて目指すだけムダ
・税金をきちんと納めないと経営はうまくいかない。融資の必須条件となる。
・金さえあれば会社は潰れない。利益を出す仕組みが一番大切。
・請求書通りに払わなくていい。期限は延ばせるか交渉を。
・借入は収益をきちんと把握しておくこと。
・税務申告の仕事を税理士に依頼する理由は、申告書のハンコ。銀行への信用に。
・成功事例を知っても、役に立つものは少ない。
・成功体験のないビジネスはするな。
・「差別化」を考える前に、なぜそれを他がやらないかを考えろ。
・出て行くお金を意識しろ。利益を出すためには価格交渉を怠るな。
・事業に失敗するということは、たくさんの人に損をさせること。