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2011/09/08更新

なでしこ力 さあ、一緒に世界一になろう!

172分

3P

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  • 感動する
  • ひらめきを助ける
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なでしこ力とは

女子サッカー「なでしこジャパン」のチームに備わっている下記のような、日本の女性に備わるポジティブなパワーを佐々木監督自身が「なでしこ力」と呼ぶ。

・心を一つにする。
・厳しく厳密なトレーニングにも高い集中力で取り組む。
・崖っぷちに追い込まれても絶対に諦めない。
・どんな相手にも、臆することなく普段どおりの自分を表現する。
・大好きなサッカーをとことん楽しむ。


佐々木監督の方針

1 勝つ可能性を高める戦略・戦術を立てる
2 適材適所で人の強みを活かす
3 フィードバック情報を与え実力を客観視する
4 継続学習によってい完成度を高める

選手と一緒に目標を共有し、その目標を達成するプロセスを導き出し、選手の長所を活かす組織を構築して、一緒に戦うこと。


指導者として大切なこと

「コーチ」の語源は、「馬車」である。コーチという言葉には「人をある地点まで送り届ける」役目を担う人という意味がある。コーチが馬車であり、選手は「乗客」である。決して「馬」ではない。指導者の仕事とは、選手を馬のようにムチで叩いて走らせることではなく、乗客である選手を目標の地まで送り届けることである。
佐々木監督は、いつも「選手はクライアント」という感覚で仕事をしている。指導者の情熱は、目の前の選手の力を引き出すことを目的として、誠実に注がなければならない。「あれはいいサッカーだから、おまえたちも同じようにやれ」という感覚は監督のエゴでしかない。
規則や命令で選手をガチガチに管理するのではなく、選手に伸び伸びと自分らしい感性を表現させた方がうまくいく。サッカーにおける最高の戦術とは、選手が「自分らしさに自信を持つこと」である。


選手が自分らしさを表現しやすくするために心がけていること

なでしこジャパンを「できないこと」を指摘される場所にしないこと。できない選手のできない点ばかり指摘しても、その選手は成長しないし、チームも成長しない。
指導者がすべきことは、まず選手の長所を見抜き、それを認めているんだというメッセージを本人に伝えることである。プレー中のミスは叱られても、減らない。選手が大好きなサッカーをうまくなりたいと思い、努力することでミスは減る。


横から目線が大切

佐々木監督は、いつでも選手と同じ目の高さ「横から目線」で接するように心がけている。チームのボスではなく、選手たちの兄貴分、あるいは父親役として、選手と対等な人間関係を築いている。男性では当たり前のことが女性にはできない、といった女性選手への上から目線はやってはいけない。