13期連続で最高益を更新するなど、カリスマ経営者と評される信越化学工業の代表取締役会長が、その経営哲学について語る。経営に関する実務的な部分やリーダーにとって必要な条件など、経営者にとって参考となる考え方が多く書かれている。
危機は突然やってくる。そのため、経営者は常に備えておく必要がある。好調の時に儲け、次の谷間はその儲けで乗り切る。不況であっても、赤字は許さないという執念が経営者には必要である。
著者 金川千尋
1926年生まれ。信越化学工業株式会社 代表取締役会長 信越化学を世界一の塩ビメーカーに育て上げたカリスマ経営者。13期連続で最高益を更新するなど、その経営手腕は高く評価されている。
WEDGE 10月号 |
TOPPOINT |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
週刊 ダイヤモンド 2011年 8/6号 [雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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序章 危機と戦う経営―会社を救えるのは経営者しかいない | p.13 | 7分 | |
第1章 新しい危機との戦い―最大の貢献は利益を出すこと | p.25 | 15分 | |
第2章 戦って乗り越えた危機―不況でも利益を出す | p.51 | 9分 | |
第3章 自分流の経営で戦う―「私のボスは株主」 | p.67 | 20分 | |
第4章 会社を変革するために戦う―抵抗勢力にひるまない | p.101 | 22分 | |
第5章 少数精鋭でムダと戦う―ゼロからの発想で必要なものを考える | p.139 | 11分 | |
第6章 世界を舞台に戦う―海外でも自分の経営哲学を貫く | p.157 | 21分 | |
第7章 戦うトップの条件―経営者に求められる能力と覚悟 | p.193 | 18分 | |
第8章 日本企業よ共に戦おう―どんなときでもチャンスはある | p.223 | 12分 | |
あとがき | p.243 | 1分 |