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社員のモチベーションを高める方法

「ほめる」、「認める」で部下や社員のモチベーションは上がるのか?
著者が行った実証実験により、承認がもたらす効果を紹介しています。

成果主義による人事がうまくいかないという声は多く、最近では社員のモチベーションを向上させるため、内発的動機付けが注目されています。著者は「承認」をマネジメントに取り入れることで、社員のモチベーションを高める方策を提唱しています。

人事など社員のマネジメントにかかわる方々には参考になる1冊。正しい部下の褒め方、認め方がわかります。

超短要約

■日本人は承認を重視する

日本人にとって周囲の目、世間の評判は重要であり、それを強く意識しながら行動する。西洋の「罪の文化」に対し、日本は「恥の文化」であるため、絶対的な行動基準がなく、何をすればよいかは世間や周囲によって決められるのである。よって日本人にとって、自分を肯定し、確認するためにも他人からの承認が欠かせない。
さらに「自己効力感」(環境を効果的に支配できているという感覚)を得るにも、他者からの承認を必要とする度合いが高い。

一方で日本人は認められたいという意識が強いにもかかわらずそれを表に出さない傾向がある。また、組織や社会には個人を積極的に認めようとしない風土が存在する。それは、職場における上司と部下のコミュニケーション不足やフィードバック不足という形で表れる。
よって、マネジメントの立場からは承認を中心としたポジティブな情報のフィードバックを意識的に増やすことが必要である。

著者 太田 肇

1954年生まれ。同志社大学政策学部教授 国家公務員などを経験の後、滋賀大学経済学部教授を経て現職。 専門は組織論、人事管理論。とくに個人を生かす組織や社会について研究。経営者、ビジネスマンなどを相手に講演やセミナーを精力的にこなし、マスコミでも広く発言している。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 「経済人」か、「承認人」か p.1 15分
第2章 日本人と承認 p.23 10分
第3章 承認の効果 p.37 10分
第4章 実証のための研究プロジェクト p.51 7分
第5章 公益企業A社での研究 p.61 15分
第6章 サービス業B社での研究 p.83 15分
第7章 派遣社員を対象にした研究 p.105 14分
第8章 看護師を対象にした研究 p.125 22分
第9章 承認の効果―研究結果のまとめ― p.157 8分
第10章 今後のマネジメントにおける承認 p.169 10分

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