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2011/09/05更新

NASAより宇宙に近い町工場

  • 植松 努
  • 発刊:2009年11月
  • 総ページ数:200P

86分

4P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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宇宙開発をしている町工場

北海道赤平市という夕張市に近い町の町工場で宇宙開発が行われている。植松電機というその会社は社員20人で、本業はリサイクルに使うパワーショベルにつけるマグネットを製造している。

本業のかたわら宇宙開発をしているのである。ロケット、人工衛星も作り、世界に3カ所しかない無重力実験施設も持っている。

宇宙開発はお金を稼ぐ目的で行われていない。その目的は「どうせ無理」という言葉をこの世からなくすこと。つまり、みんなが夢を持つように行っている。

お金を稼ぐ目的ではないので、本業で出た利益を使って自腹で開発している。しかし結果として、お金以外の価値を得られることになった。この町工場には世界中の研究者が訪れ、NASAの人と共同で開発も行うことになった。


「どうせ無理」の廃絶を目指して

著者は「どうせ無理」という言葉が嫌いである。小さい頃から「自分で作った潜水艦で世界を旅したい」と言えば、できもしないことを言うな。「飛行機やロケットの仕事をしたい」と言えば、お前の頭でできるわけない、北海道の芦別で生まれた時点で無理だ、などと否定的な事を言われてきた。

しかし、著者は現在宇宙開発の仕事をしている。


夢をかなえる方法

・「できる」と思えばできる。
・成功するまで、やり続ける。やり続けることが大切。そして工夫すること。
・知らなかったら調べればいい。間違ったらやり直せばいい。
・周りの人がダメだと言っても、自分もダメとは限らない。
・楽をしない。苦労する中、努力する中でも、楽しむ。
・誰かが信じてくれることを期待してはいけない。自分で信じること。
・「だったら、こうしてみたら」だけを考える。
・「やったことがないからできない」「知らないからできない」は使わない。
・夢をたくさん持った方が良い。

人と仲良くなるために一番大切な秘訣は、そういう人が困っていることを見つけて、助けること。そうすると人から必要とされる。つまり、「優しさ」が夢をかなえるための一番の近道である。