成功者になるには
成功者になるのに必要なことは、仕事に対する考え方を変えていくことである。そして、「あなたが絶対に必要不可欠だ」と言われるような人材になることである。
これまでの働き方の崩壊
これまでは学校でちゃんと勉強し、言われた事をきちんとやり、一生懸命働けば、企業が面倒を見てくれていた。ルールさえ守れば、お金をもらえ、医療保険も与えられ、安定したポジションが保証されていた。
しかし、右肩上がりの成長が終わった現在は、多くの分野で賃金は減少傾向にあり、求人も増える気配がない。年金もどうなるかわからず、将来お金がもらえる保証はない。
これから必要とされる人物像
・ユニークな発想ができる人
・問題意識をもてる人
・会社を引っ張っていく人
・積極的に人とのつながりをつくっていく人
・逆風を恐れず必要な指摘をして、変化をもたらしていける人
これからは、「自分で価値を創造していける人たち」が求められている。我々がすべきことは「アーティストのように才能を全開にして働くこと」である。アーティストとは、単に絵を描いたり、音楽をつくったりする芸術家を指すのではなく、「豊かな発想を持ち、既存の枠にとらわれず、自由に、新しい価値を生み出していける人」すべてを指す。
アーティストになるためには、「人に心を開くこと」と「与えること」が大切である。たとえ、そうすることを特に求められていない仕事であっても、人と豊かに触れ合っていけば、人生を変えることができる。そして、人に見返りを求めずに与えることができれば、自分自身にも大事なものが与えられる。
必要不可欠な人間になれるか
周囲には新しいチャレンジを続け、必要不可欠になった人たちがいる。その人たちは必ずしも、特別な環境に恵まれていたり、人並み以上に優れた能力を持っていたりする訳ではない。彼らができたのは「働き方を変えるべきだ」と気付いて、そのために努力できる人であったからである。
我々がすべきこと
我々がすべきことは、人の言われた通りにするだけでなく、積極的に人と関わっていくことである。今の社会で戦力として求められているのは、より人間的で、人とのつながりを大切にする、成熟した人たちである。この資質は、特別な才能など必要なく、覚悟さえ持てば誰でも手に入れられる。
そして、口先でアピールするだけでなく、目に見える形で示すことである。インターネットにより、良いサービスや情報は広く伝達されるようになった。行動し、人脈をつくり、思いやりの心を養っていくこと。まわりの人たちがきちんと評価してくれる限り、必ず成功できる。