「ドコモ一人負け」「巨人の凋落」と厳しい評価を受けていたNTTドコモが、2010年に顧客満足度No1企業に生まれ変わるまでの軌跡が描かれている。
日本コカ・コーラの元社長である著者が、NTTドコモで行った事例をもとにマーケティングの神髄を書く。
マーケティングで最も大切なことは、顧客との絆、信頼感を深め、ロイヤリティをつくり、高めること。つまり顧客中心主義が大切である。
これを実現するには、経営陣だけでなく、社員一人一人が目標を共有し、実践しなければならない。そして、社員の意識を変革するには、トップが本気で動かなければならない。
著者 魚谷 雅彦
1954年生まれ。日本コカ・コーラ取締役会長。NTTドコモ前特別顧問。 大学卒業後、ライオン入社。83年、コロンビア大学でMBAを取得。89年にヨーロッパの食品メーカーに転じるが後に買収により、クラフト・ジャパンに転籍。 94年、日本コカ・コーラに入社、取締役上級副社長就任。「ジョージア男のやすらぎキャンペーン」をはじめ、日本発のマーケティング発想で「爽健美茶」「紅茶花伝」などヒット商品を多数手がける。2001年、日本人としては26年ぶりとなる代表取締役社長に就任。06年より現職。 07年6月より10年6月までNTTドコモ特別顧問を兼務し、ドコモブランドの強化をサポート。
エコノミスト 2011年 7/26号 [雑誌] |
TOPPOINT |
情報考学 Passion For The Future 橋本 大也 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.1 | 3分 | |
プロローグ わたしたちは変わらなければならない! | p.13 | 11分 | |
フェーズ1 お客さま起点の会社になろう! | p.33 | 14分 | |
フェーズ2 わたしたちのあるべき姿はこれだ! | p.59 | 29分 | |
フェーズ3 お客さまとの絆をつくろう! | p.113 | 37分 | |
フェーズ4 社員の心を動かすインターナル・マーケティング | p.181 | 43分 | |
フェーズ5 つねにメッセージを送りつづける | p.261 | 10分 | |
エピローグ ドコモはなぜ変われたのか? | p.279 | 5分 | |
あとがき | p.289 | 3分 |
既存のお客さまを大事にしない会社に、新規のお客さまが長く継続的にとどまるはずがありません。
2011-12-08
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