折れない心をつくるための最大の秘訣は、物事の「受け止め方」にある。受け止め方を変えるだけで、心のトラブルは解決する。

・100点か0点か、○か×かで考える
・自分を他人と比較する
・物事を結果で判断する
・「結局いつもこうだ」と物事を決めつける

・自分の受け止め方を問いただして、別な受け止め方に変える。
・一つ一つの出来事に対し合理的で客観的な思考で受け止める。

出来事の受け止め方には、人それぞれクセがある。それを知ることで、自分のクセを修正し心の状態を整えることができる。受け止め方を知るには、認知療法を応用した日記「メンタフダイアリー」が有効である。日記を書き続けると、自分の悪いクセがはっきりする。

①ショックだった出来事を書く
ポイントは「事実だけを書く」こと。

②その出来事について、その時どう感じたかを書く
「腹がたった」「悲しくなった」など。

③どう感じたかの度合いを書く
最悪の気分を100％として、「怒り80％」といった不快指数を書く

④その時、頭に浮かんだことを書く

⑤なぜそう考えたのかを書く

⑥これらの事を客観的に見直す
以下の4つのポイントからもう一度見直す
・はたして現実的な受け止め方だったか
・はたして合理的な受け止め方だったか
・凝り固まった考えではなかったか
・その考えは自分にとってプラスか

⑦現実的な心の落としどころを書く

⑧この時点で、気分の強さが変わったか書く
「怒り80％」が「怒り30％」になったかなど

⑨自分の受け止め方がどう偏っていたか書く