マイクロソフト日本法人社長が、マイクロソフトでの4年間の取り組みを振り返る。マイクロソフトから学んだこと、著者が日本法人の経営をどのように変えていったかが語られている。
グローバル経営と日本で求められる経営、2つの視点から経営にとって大切なことを学ぶことができる1冊。
マイクロソフトの経営の特徴
・上の人間が常に細かいことまで理解しており、スピードが早い。
・高いビジョンを掲げ、社員全体のモチベーションを高めている。
・成績や評価など、すべて数字で定量化され、科学的な評価がされる。
・常に様々なサーベイが行われ、チェック&バランスが文化となっている。
・課題や問題に真正面から向き合って、自分を改善していくという姿勢が強い。
著者 樋口 泰行
1957年生まれ。日本マイクロソフト代表執行役社長 松下電器産業入社後、ハーバード大学経営大学院にてMBA取得。ボストンコンサルティンググループを経て、アップルコンピュータ、コンパックコンピュータ。 2002年日本ヒューレット・パッカード(日本HP)との合併に伴い、日本HP執行役員インダストリースタンダードサーバ統括本部長となる。2003年には、同社代表取締役社長就任。 日本HP代表取締役を退任後、産業再生機構の支援で再建中であったダイエーの代表取締役社長に就任。しかし、同社を支援する丸紅との確執から、2006年に社長を退任。 2007年マイクロソフト日本法人の代表執行役最高執行責任者(COO)に、翌2008年、同代表執行役社長 兼 米国本社コーポレートバイスプレジデントに就任した。
帯 ファーストリテイリング代表取締役 柳井 正 |
週刊 ダイヤモンド 2011年 6/4号 [雑誌] |
週刊 ダイヤモンド 2011年 6/25号 [雑誌] 丸善 丸の内本店「松丸本舗」売場長 宮野 源太郎 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.1 | 3分 | |
第1章 "自分の役割"がある。マイクロソフトという選択 | p.13 | 20分 | |
第2章 驚きの連続。"世界最大のベンチャー"企業 | p.43 | 28分 | |
第3章 会社は変わる。"日本法人の経営"に挑む | p.85 | 54分 | |
第4章 最大のイベント"ウィンドウズ7"プロジェクト | p.167 | 21分 | |
第5章 マイクロソフトだから語れる"コンピューティングの未来" | p.199 | 24分 | |
おわりに | p.235 | 2分 |