「科学」という言葉は誰でも知っているが、それが何かを明確に答えられる人は少ない。昨今の「科学離れ」に問題意識を持つ理系出身の小説家が、「科学(の理解)から目を背けることは不利益だ」と説く。
科学とは「誰にでも再現できるもの」である。このステップを踏むシステムが「科学的」という意味である。
科学は印象や直観をできるだけ排除し、可能な限り客観的に現実を捉えようとする。だから有用である。
科学的であるためには、あらゆるものを疑い、常に「本当にそうなのか?」と自問することが大切である。
著者 森博嗣
1957年生まれ。小説家、推理作家、工学博士。 国立大学の助教授として「粘塑性流体の数値解析手法」の研究を続ける傍ら、小説を執筆。1996年、『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞。 大学や研究所等が舞台となることが多く、作風も相まって理系ミステリィと評され、話題を呼んだ。広義の推理小説と呼ばれるジャンルを中心として執筆していたが、近年は、恋愛小説、絵本、詩集といった他分野にも進出している。
週刊 東洋経済 2011年 7/30号 [雑誌] |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
週刊 ダイヤモンド 2011年 7/23号 [雑誌] |
404 Blog Not Found 小飼 弾 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.3 | 7分 | |
第1章 何故、科学から逃げようとするのか | p.25 | 21分 | |
第2章 科学的というのはどういう方法か | p.67 | 21分 | |
第3章 科学的であるにはどうすれば良いのか | p.109 | 19分 | |
第4章 科学とともにあるという認識の大切さ | p.147 | 20分 | |
あとがき | p.187 | 6分 |