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2012/02/13更新

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

311分

10P

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ビジネスマンを脅かす3つの危機

①「過剰な豊かさ」がもたらす新しい価値観
豊かさのおかげで、多くの人の物質的ニーズは過剰なまでに満たされた。それによって美しさや感情面を重視する傾向が強まり、物事への意味への追求に拍車がかかった。

②次から次へと湧きだす「競争相手」
ホワイトカラーが従事する左脳型のルーチンワークの大部分が、今ではアジアの国々で驚く程安いコストで行われている。

③そんな脳では、すべて「代行」されてしまう
オートメーションにより、一昔前のブルーカラー労働者がロボットに食を奪われたのと同じような影響を、現代のホワイトカラー労働者も受け始めた。

新しい時代へ

「左脳主導思考」は必要であるが、もはやそれだけでは不十分であり、私たちは「右脳主導思考」に磨きをかけて、「ハイコンセプト」、「ハイタッチ」の資質を身につけなければならない。

・ ハイコンセプト
パターンやチャンスを見いだす能力、一見ばらばらな概念を組み合せて何か新しい構想や概念を生み出す能力など。

・ ハイタッチ
他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力など。

6つの感性

ハイコンセプトでハイタッチな6つのセンスこそが、新しい時代に必要不可欠な感性である。

① 機能だけでなく「デザイン」
商品やサービス、あるいは、体験やライフスタイルにおいても、もはや単に機能的なだけでは不十分だ。外見が美しく、感情に訴えかけてくるものを創ることは、今日、経済面において不可欠なことであり、個人のためにもなることである。

② 議論よりは「物語」
情報とデータが溢れた今日の生活では、逆効果的な議論を戦わせるだけでは十分ではない。説得やコミュニケーション、自己理解に肝心なのは、「相手を納得させる能力」なのである。

③ 個別よりも「全体の調和」
今日最も重視されるのは、分析力ではなく総括力、つまり全体像を描き、バラバラなものを繋ぎあわせて印象的で新しい全体像を築き上げる能力である。

④ 議論ではなく「共感」
情報が溢れ、高度な情報分析ツールのある世の中では、議論だけでは立ち行かない。成功する人というのは、何が人々を動かしているかを理解し、人間関係を築き、他人を思いやる能力のある人である。

⑤ まじめだけでなく「遊び心」
笑い、快活さ、娯楽、ユーモアが、健康面でも仕事面でも大きな恩恵をもたらすということは、多くの例により証明されている。仕事にも人生にも遊びが必要である。

⑥ モノよりも「生きがい」
豊かな社会になり、何億もの人が日々の生活に苦しむことから解放され、より有意義な生きがい、すなわち目的、超越、精神の充足を追い求められる様になった。