繰り返される習慣の結果が人格を形成する。だからこそ習慣こそが人生に大きな影響を及ぼす。習慣を身につけるためには「知識」と「スキル」と「やる気」が必要となる。
「知識」は何をするのか。または、なぜそれをするのか。という2つの質問に答えてくれる。
「スキル」は、どうやってするかを示す。
「やる気」は動機であり「それを実現したい」という気持ち。
7つの習慣は、まず依存状態から自立するための3つの私的成功習慣、次に公的に成功し、相手と相互依存にいたるための3つの公的成功習慣、さらに肉体・知性・精神・社会・情緒の5つにおいてバランスよく「刃を研ぐ」という第7の習慣によって、持続されることで、相乗効果を生み、より良い人格が形成されていく。
私的成功の習慣:依存から自立への成長
第1の習慣「主体性を発揮する」
自己責任の習慣。真の成功を収める人は、自分で行動を選択する。以下の習慣の基礎となる。
第2の習慣「目的を持って始める」
個人のリーダーシップの習慣。何事も自分のミッションを明確にして行動することである。
第3の習慣「重要事項を優先する」
自己のマネジメントの習慣。自分のミッションに基づき行動することであり、「忙しいだけで効果のあがらない状態」や「緊急中毒」から逃れ、生活にバランスをもたらす習慣である。
公的成功の習慣:相互依存状態への飛躍
第4の習慣「WinWinを考える」
人間関係におけるリーダーシップの習慣。お互いが共に勝ち、双方の利益や満足な結果を求める姿勢を習慣化する。
第5の習慣「理解してから理解される」
コミュニケーションのスキルの習慣。コミュニケーションはWin-Winの人間関係をつくる鍵であり、あらゆる分野で成功する基礎でもある。理解されるためにはまず相手を理解することから始めなければならない。
第6の習慣「相乗効果を発揮する」
創造的な協力の習慣。真の成功を収める人は、相違点を尊重し、その違いを活かし建設的に取り組む。単なる妥協ではなく、相乗効果を発揮することでプラス1が3にも10にもなり得るということを教えてくれる習慣である。
再新再生の習慣:肉体、社会、情緒、知性、精神の改善
第7の習慣「刃を研ぐ」
自己の再新再生の習慣。自己の能力を維持向上させるためには肉体、知性、社会、情緒、精神の5つを絶えず改善することが必要であり、真の成功を生み出す。