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挫折力とは

失敗を恐れず、挫折を経験すれば、その経験が「挫折力」となり、壁を打ち破る力になる。挫折とは、能力以上のことに挑戦した結果である。それが人としての伸びしろになる。一時的には辛い経験であっても、難所を切り抜ける貴重な経験になる。

若い内に挫折体験を繰り返すことのメリットには次の通りである。

・打たれ強くなる
・過去をリセットできる
・敗因を分析することで、次の戦いに活かすことができる
・自分という人間がよくわかる

挫折経験を持っていないと、変化への対応や改革が必要な有事において、致命的な弱点となる。


ストレス耐性を高め、挫折と折り合う技

挫折を繰り返すだけでは成長は望めない。挫折を力に変えていくには、以下のような力が必要である。

・常にいいことと悪いことは表裏一体だということを意識しておく。気が楽になる。
・成功本にあるような「常に進歩しなければならない」という思い込みを捨てる。
・悩む暇があれば、「やるしかない」の覚悟で行動する。忙しければ悩まない。
・撤退基準を設定しておく。負け戦にも備えておく。
・失敗した場合には、客観的に分析する。
・早めに挫折を重ね、ストレスに対する免疫を強化する。
・最低限「食える」だけのスキルを身につけておく。
・挫折した経験を持つ仲間を持つ。
・死はすべての人間に平等にやってくることを意識し、死を恐れない境地に立つ。


人間関係の泥沼を楽しみ、糧にする技

「挫折」や「失敗」に対峙した組織は、人間関係が悪化して崩壊していくか、危機をバネにして結束力が強まるかの分かれ目に必ず直面する。

・大抵の人間が「性格」と「インセンティブ」に支配され行動することを理解する。
・相手に興味を持ち、コミュニケーションを取り、人の「クセ」を見抜く。
・日本の組織は一定以上の人の考えが変わらないと動かない。忍耐強くする。
・味方をつくり、敵を減らす。抵抗勢力は分断して、各個撃破する。
・困難な時、挫折を経験した時にこそ、真に信頼できる仲間がわかる。


捨てる覚悟を持つための技

リーダーにとって、最も困難なことが「捨てる」決断である。特に挫折を知らない優等生は、捨てることに大きな抵抗を感じてしまう。しかし、経営において組織のことを考えれば「捨てる」選択は大切である。

・「選択」と「集中」の本質は捨てることである。若い内から心を鍛えておく。
・挫折の底にある人たちからは、坂の上の雲が見える。
・挫折によって「何かを得るためには、何かを捨てなければならない」境地を得る。