デフレ、財政難、円高、少子化という日本経済が課題とする4つの問題を社会学の目で整理し、その解決法を提示している。
経済成長は可能である。経済成長をするには、民間企業が投資する必要がある。しかし、少子化が進む日本では期待収益が見込まれず、民間企業は投資を抑制する。そのため、市場に通貨を供給しても景気回復効果が現れない。
民間企業の投資意欲を高めるためには、まずデフレ脱却が必要である。そのためには、短期的に国債を増発し、政府が投資する必要がある。その投資によって、少子化対策や教育、社会保障など未来への投資を行う必要がある。
著者 盛山 和夫
1948年生まれ。社会学者。東京大学教授。専門は、数理社会学 統計学を用いての科学的社会学の構築を目指し、SSM調査(社会階層や不平等、社会移動、職業、教育、社会意識などに関する社会調査)を用いて日本社会の階層構造を調査している。
週刊 ダイヤモンド 2011年 7/16号 [雑誌] ブックファースト ルミネ川越店 店長代理 金子 剛士 |
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2011年 10月号 [雑誌] |
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2012年 05月号 [雑誌] フジマキ・ジャパン社長 藤巻 健史 |
週刊 東洋経済 2011年 8/20号 [雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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プロローグ 日本が抱える四重苦 | p.3 | 10分 | |
第1章 行財政改革論の神話 | p.18 | 19分 | |
第2章 「失われた二〇年」の要因論争 | p.47 | 24分 | |
第3章 円高の桎梏 | p.84 | 25分 | |
第4章 少子化をどう乗り越えるか | p.122 | 21分 | |
第5章 増大する社会保障費の重圧 | p.154 | 20分 | |
第6章 未来への投資 | p.185 | 16分 | |
第7章 まずはデフレの脱却から | p.210 | 25分 |
デフレーションの略。物価が持続的に下落していく経済現象を指す。対義語は、物価が持続的に上昇していく現…
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円安になれば、「円高デフレ」が緩和ないし解消されるので、デフレもまた緩和される。
2011-11-22
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円安になれば、「円高デフレ」が緩和ないし解消されるので、デフレもまた緩和される。
2011-11-22
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