数学的思考を使えば、物事のからくりが見える。
以下のような事例を扱い、数学っぽく、物事を考える技術を説く。
・なぜ社長の給与は高いのか。
・年金問題はなぜ起きたのか。
・多重債務に陥る人がいるのはなぜか。
・デフレ不況ななぜ起こるのか。
数学的思考とは、「数学っぽく、ものを見て、数学っぽく、ものを考える」こと。つまり、物事を論理的に考えたり、図形を利用して考えたり、単純化してシュミレーションしてみたりすることである。
様々な事例を通して、数学的思考とはどのようなものかが書かれている。
数学的思考は世界の不具合のからくりを見抜くことができる。
著者 小島 寛之
1958年生まれ。帝京大学教授、経済学者 宇沢弘文氏に 師事し、数理経済学、環境経済学、意思決定理論を専門とする経済学者として旺盛な研究・執筆活動を行うかたわら、数学エッセイストとして活躍。中高生向け の入門書から高度な学術書まで多くの著書を持つ。
日本経済新聞 サイエンスライター 竹内 薫 |
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 5/17号 [雑誌] 日本大学大学院総合科学研究科准教授 安藤 至大 |
週刊 東洋経済 2011年 4/9号 [雑誌] |
404 Blog Not Found 小飼 弾 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 6分 | |
第1部 第1章 相手を自分の思い通りに動かすには | p.14 | 5分 | |
第1部 第2章 給料が上がらないのはなぜか | p.23 | 10分 | |
第1部 第3章 人に本音をいわせるテクニック | p.40 | 6分 | |
第1部 第4章 「だらしない人」の経済学 | p.50 | 5分 | |
第1部 第5章 年金問題を数学から考える | p.59 | 4分 | |
第1部 第6章 協力って、大事? | p.65 | 8分 | |
第1部 第7章 不確実な世界における行動法則 | p.79 | 4分 | |
第1部 第8章 勝ち組は、運か実力か | p.86 | 10分 | |
第2部 第1章 どんな経済、社会が望ましいか | p.104 | 8分 | |
第2部 第2章 今、コモンズを考える | p.118 | 6分 | |
第2部 第3章 デフレ不況への処方箋 | p.128 | 4分 | |
第2部 第4章 伝統的な経済学の限界 | p.135 | 5分 | |
第2部 第5章 お金より大切なものはあるか | p.144 | 7分 | |
第2部 第6章 私たちが暮らすべき魅力的な都市とは | p.156 | 4分 | |
第2部 第7章 人間の「不完全知」といかに向き合うか | p.162 | 8分 | |
第3部 第1章 世界を構成する「どうどう巡りの道具」 | p.176 | 13分 | |
第3部 第2章 村上春樹のトポロジー | p.198 | 6分 | |
第3部 第3章 「1Q84」はどんな位相空間か | p.208 | 7分 | |
最終章 暗闇の幾何学 | p.219 | 19分 | |
おわりに | p.250 | 4分 |
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