1984〜1991年にゴールドマン・サックスに在籍していた著者が、90年代以降に強欲資本主義に変貌していったゴールドマン・サックスについて分析している。
90年代以降、ウォール街は強欲資本主義へと変貌していった。ゴールドマンはその尖兵であった。現在のゴールドマンで働く者たちは、数千万ドル単位の過大な報酬によって、倫理観や人生観を大きく変えてしまった。これが一番の原因であると思われる。
著者 神谷 秀樹
1953年生まれ。ロバーツ・ミタニ・LLC 創業者・マネージング・ディレクター ニューヨークを拠点に世界中を舞台にした投資銀行業務を行っている。産業用バイオ、高級ブランド・ビジネスなどの育成に従事し、これまでに大阪府海外アドバイザー、フランス国立ポンゼショセ大学国際経営大学院客員教授、ベンチャー企業の役員などを兼務。
TOPPOINT |
WEDGE |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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序章 ゴールドマンとは何か | p.9 | 6分 | |
第1章 強欲資本主義は死なず | p.19 | 5分 | |
第2章 怒る庶民 | p.27 | 10分 | |
第3章 古き良きゴールドマン | p.43 | 10分 | |
第4章 オバマとの戦い | p.59 | 11分 | |
第5章 怒る企業 | p.77 | 6分 | |
第6章 怒る政府と「封じ込め政策」 | p.87 | 10分 | |
第7章 財政破綻の行きつく先 | p.103 | 7分 | |
第8章 迫り来る危機「慢性病」と「急性病」 | p.115 | 6分 | |
第9章 真のバンカーが求められる時代 | p.125 | 7分 | |
第10章 デトロイトの没落と希望 | p.137 | 11分 | |
第11章 イノベーション・エコシステム(技術革新を産む生態系) | p.155 | 8分 | |
第12章 実業の時代へ | p.169 | 7分 | |
第13章 「二番底」に備えよ | p.181 | 13分 | |
あとがきに代えて | p.203 | 2分 |