Google、iTunes、フェイスブックなどに代表されるように、昨今のビジネスは「プラットフォーム」をいかに構築し、そこでビジネスを創出するかに競争の要が移ってきている。そのような企業を取り巻く競争環境における戦略の要諦をまとめた、プラットフォーム戦略論である。
「プラットフォーム戦略」とは、多くの関係する企業・グループを「場」に乗せ、外部ネットワーク効果を創造することで、「新しいエコシステム」を構築する戦略である。
そのためのフレームワークは次の通りである。
①事業ドメインを決定する。
②ターゲットとなるグループを特定する。
③キラーコンテンツを用意する。
④価格戦略、ビジネスモデルを構築する。
⑤価格以外の魅力を提供する。
⑥ルールを制定する。
著者 平野 敦士 カール
ビジネス・ブレークスルー大学教授 ネットストラテジー代表取締役 日本興行銀行からNTTドコモへ。imodeの成長戦略プロジェクトのコアメンバーとして戦略を策定。アライアンス推進部長としておサイフケータイの普及の責任者を務める。ベンチャーキャピタル子会社のドコモドットコム取締役兼務。 その後、米国ハーバードビジネススクールやMITの教授とともに戦略系コンサルティング会社米国MPDに参画。CAモバイル専務。 ネットストラテジーをハーバードビジネススクール準教授Hagiu博士と日本に設立。代表取締役社長に就任。数多くの企業の顧問や社外役員を務める一方、Hagiu博士とともにプラットフォーム戦略論に基づき、コンサルティングを行っている。
著者 アンドレイ・ハギウハーバードビジネススクール准教授 ネットストラテジー マネージングパートナー
TOPPOINT |
このビジネス書を読め! ビジネス書大賞2011 |
tokuriki.com 徳力 基彦 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 7分 | |
Chapter1 世界先端のプラットフォーム戦略とは? | p.25 | 14分 | |
Chapter2 ケースで学ぶ勝つプラットフォーム構築のための9つのフレームワーク | p.57 | 32分 | |
Chapter3 プラットフォームの横暴にどう対処するべきか | p.129 | 19分 | |
Chapter4 フリー、オープン化という「負けない」戦略 | p.171 | 13分 | |
Chapter5 日本企業復活への処方箋 | p.197 | 9分 | |
おわりに | p.217 | 2分 |