まずはじめに、「志」を持ちなさい
・部下の成長や幸せのために、能力と人間性を素直に、そして全力でぶつける。
・部下に対して「ノブリス・オブリージュ」であれ。(高い地位にいる人は、社会や人々のために尽くす義務がある)
・課長になるということは、具体的業務を卒業し、まったく新しい世界の仕事に向き合うということ。以下の4つに専念せよ。
①課の経営方針の策定と遂行状況のチェック。
②部下の直面している現実を正しく把握し、その仕事のやり方を指導し、組織全体を最高の効率に持っていく。
③自分の課で起こっていることを経営に的確に報告するとともに、経営の意思・目標を課全員に伝える。
④社内外の関係者を自分の目標通りに導いていく政治力。
課長になって2ヶ月でやるべきこと
・自分の信念を伝える(佐々木氏の仕事の進め方10か条)
①計画主義と重点主義
②効率主義
③フォローアップの徹底
④結果主義
⑤シンプル主義
⑥整理整頓主義
⑦常に上位者の視点と視野
⑧自己主張の明確化
⑨自己研磨
⑩自己中心主義
・「時間厳守」を叩き込む。
・前任課長からの引き継ぎ事項を鵜呑みにせず、一番若い人から順番に全員と面談して話を聞く。
・「在任中に何を成すか」を決める。
・細かい知識等は虚心坦懐に部下に聞き、課長は大きな流れを決めよ。
・大目標をブレークダウンする。
・部下とその業務の重要度、納期を議論すること。
部下を動かす
・部下に与えた仕事の意味を明確に示し、やりがいを与え、手塩にかけて育てる。
・仕事の遅い人、要領の悪い人の効率を上げることでチーム全体の仕事の成果を上げる。
・部下の自己実現を応援する。
・分かり易く、はっきりと言葉に表す。
・家庭の事情もオープンにする。
・褒めるが8割、叱るが2割。
・人事評価では自分を押し殺す。
・部下の仕事を認めてあげる。
・常日頃から部下のことを気にかけ、その言動を見守る。
・異端児こそ大事にする。
・下手な温情で、部下を殺さない様に注意する。
社内政治に勝つ
・定期的に報告、相談し、上司を味方に付ける。
・目に見えないヒエラルキーを利用する。
・部下の昇格に全力を尽くす。
・上司の人間性に問題があれば、2段階上の上司に相談する。
自分を成長させる
・ひとつ上の立場でモノを見て、考える癖を付け、大局観を養う。
・会社の常識に染まらない。
・読書で得た知識を、現場の仕事に当てはめてシミュレーションする。
・小さなことに一喜一憂せず、与えられた職責に全力で取り組む。
・自然体で、自分らしくあれ。
・家族を大切にする。